眷属を集めます
一話
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してくる。
正直恥ずかしいけど、近くで彼女の匂いと時折あたるメイド服の上から豊満な胸を感じることができるので、このままでいよう。
彼女は本当にユーベルーナで間違いないのだろうか。何度か名前呼びでいるが訂正してくることはなかった。ということは当たっているということだろうか。うーん。もう少し確証ができるなにかが欲しい。
自己紹介でもしてくれたら簡単なのになぁ。などとくだらないことを考えているうちにどうやらお着替えタイムが終わってしまったようだ。まだお胸堪能できてないのにィ!!
すると、またもノック音がした。そのノックに返事をすると、優しそうな金髪のイケメンが入ってきた。
「おはようライザー、ユーベルーナ。今日は起きられたようだね」
「……あ、おはよう、ございます」
「おはようございますルヴァル様」
「ライザー、そこまでかしこまらなくてもいいんだよ。僕たちは兄弟なんだ。そして今はプライベート。敬語なんていまの君には不必要だよ」
俺のたどたどした挨拶を聞いたお気に召さなかったらしい。苦笑いで、要は似合わないから普通に話せと言われてしまった。
やめろと言われたのならばしかたない。タメ口で話そう。もし誰かに敬語で話すように言われてもプライベートでは敬語じゃなくてもいいと言われたで通すだけだ。
「わかったよ。ルヴァル兄様」
「うん。では、朝食を食べに行こうか」
俺の小さな手を引いて、ルヴァルの男特有のゴツゴツした大きな手に引かれて行く。
というか、メイドはユーベルーナで俺の兄である優男はルヴァル。そして俺はライザーということはもしかしなくともここはハイスクールD×Dの世界?
神器があって、悪魔だとか天使とかあったら完全にそうだ。俺の予想が確定したら色々考えるとしよう。
ユーベルーナは違う仕事があると言って途中で別れた。そしてとある部屋につき扉を開けると、目の前にはよく金持ちとかでみる長いテーブル、その上には見栄えをよくするための花があったりするわけではなく、一般家庭によくあるような机に椅子に二人の男女が座っていた。
「おはようございます。父上、母上」
「うむ。おはよう」
「ええ。ライザー、おはよう。良く眠れたかしら?」
「はい」
この体の父と母がすでに部屋で僕とライザーを待っているとルヴァルが言っていたのでこの二人がそうなんだろう。母がレイヴェルに似てるような気がする。やっぱマジなのか……?
まあいい。それより二人もすげぇ容姿が整ってるんだけどどういうこと?やっぱ金持ちはほとんど容姿がいいという幻想は幻想じゃないということかっ!ということは今の俺も将来はイケメンになるということでオーケー?
食事が始まり、俺の好きなハンバーグを堪能しバクバクと空きっ腹に掻き込ん
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