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大洗女子 第64回全国大会に出場せず
第7話 新たな戦車
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五十鈴華である。この二人からすれば、純朴な優花里が何を考えているのかは、顔に全部書いてあるのも同然だった。
 彼女ら二人は互いにアイコンタクトをかわすと、「あとは講習が終わってから考えましょう」と、いったん棚上げにすることにした。
 どのみち態度決定の締め切りは3月下旬であり、華の決裁がなければ戦車は絶対買えないから、急いて事を仕損じる危険を冒す必要はない。
 そして残りの日々は学年末試験に追われ、ろくにこのことを考える時間もないまま、みほと華は北富士演習場に再び出発した。
 
 
 
 
 

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