暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十話 機動六課のある休日 3
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
まうフェイト。

「恐らくは」

察してか、アスカも余計な事は言わずに頷く。

『事故の方はどうなの?こちらに合流できそう?』

「周囲にガジェットの反応はありません。このまま交通管理局に引き渡します」

『なら、至急引き継いでエリオ達と合流して。レリックに反応してガジェットが出てくる可能性があるから』

「了解です……え?」

フェイトの指示を受けて通信を切ろうとしたアスカの肩を、ギンガがトントンと叩く。そして、ヒョイヒョイと自身を指す。

『どうかしたの?』

通信を切ろうとしないアスカに、フェイトが聞いてくる。

「一人、同行許可をもらえますか?この人です」

ギンガをモニターに映すアスカ。

「こんにちは、フェイトさん」

ギンガは微笑んで敬礼した。

『ギンガ!どうしてあなたがそこに?』

フェイトの驚きの声に、ギンガはこう答える。

「事故の捜査で現場に来ていたんです。そこでガジェットと生体ポッドを確認しました。そちらに参加してもよろしいでしょうか?」

『ええ!ギンガが一緒なら安心だね。アスカ、ギンガの指示をもらって合流してね。私達もすぐに現場に向かうから』

「了解です。では現場で」

敬礼して、アスカは通信を終えた。

「ギンガさんは、ハラオウン隊長と知り合いだったんですか?」

親しげに話していたギンガにアスカが尋ねる。

「うん、4年前からね。捜査のやり方とか、色々優しく教えてくれるの」

初めてあった時とは別人のように、ギンガはにこやかに話す。

(女は怖いな……)

そんな失礼な事を思った時、デバイスの直接通信が届く。

「アスカ。女の子がいたかもしれない場所にいるって本当?」

ティアナだった。前置きもなく必要な事だけを聞いてくる。

「ああ、これから移動する予定だ」

「じゃあ、地下水路を通ってコッチまで来て。レリックのケースは二つあったかもしれないの。なるべく女の子の通った道をトレースしてきて」

「……下水道じゃん」

ついアスカがボヤくと、

「分かったの!」

ティアナの鋭い突っ込みが間髪入れずに入ってくる。

「りょーかい」

気のない返事をして、アスカは通信を切る。

「と、言う訳です。じゃあ行きますか、ドブさらい」

ギンガに向かって肩をすくめるアスカ。

「そうね、厳しいリーダーみたいね」

クスッと笑って、ギンガはアスカと共に地下水路へ降りていった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ