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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十話 機動六課のある休日 3
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ジェット絡みなら、レリックに関係があるかもしれないんだから」
「あ……そうでした」
報告していなかった事を思い出したアスカは、緊急全体通信をしようとした。
だがそれよりも早く、ラピッドガーディアンから通信アラームが鳴る。
「あら?そのイヤーカフ、デバイスだったんだ」
待機状態のラピッドガーディアンを見て、その小ささにギンガが驚く。
「技術の進歩ってヤツでしてね。全体通信?キャロからか」
アスカが通信回線を開く。
『こちらライトニング4。緊急事態につき、現状を報告します』
せっぱ詰まったようなキャロの声。
アスカはギンガと目を合わせる。
『サードアヴェニューF23の裏路地にて、レリックと思わしきケースを発見。ケースを持っていたらしい、小さな女の子が一人』
『女の子は意識不明です』
キャロに続いて、エリオが女の子の状態を報告する。
ガンッ!
アスカが突然地面に拳を叩きつけた。
その音に驚くギンガ。
「……タイミング的に、積み荷の中身でしょうね。レリックを所持していたなら、ガジェットに襲われたのも説明がつく……」
声を押し殺すようにアスカは言う。
ギンガに話すと言うよりは、自分自身に言っているように見える。
ギンガは落ち着いてアスカを見た。
下を向いているので表情は分からないが、ワナワナと震えている肩を見ると、相当腹に据えかねているようだ。
ギンガはそっとしゃがんで、地面に叩きつけられてる拳に触れた。
「落ち着いて、アスカ。あなたの同僚が保護したのなら、安全は保障された訳でしょう?なら合流して警護するのが一番なんじゃないかしら。敵がきたら、この拳を使いなさい」
言い聞かせるように、ギンガはアスカの拳を包み込む。
アスカはそのままの体勢で大きく息をはき、気を鎮めた。
「……すみません。不幸な子供が出たと思うと、感情的になっちまって」
アスカは立ち上がって、ギンガに謝った。
「分かるわ。なら、なおのこと守らないとね」
ギンガのおかげで冷静さを取り戻したアスカに、今度はフェイトからの通信が入る。
『アスカ、ごめんね。お休みは一旦中断……って、どこにいるの?辺りが薄暗いんだけど?』
モニター向こうが暗い事に、フェイトが首を傾げる。
「地下高速です。こっちで事故があって、その手伝いに。そこで嫌な物を見つけました」
アスカはそう言ってガジェットの残骸をモニターに映す。
『1型!?』
「それと、これです」
続いて生体ポッドを見せる。
『!!』
モニターのフェイトが目を見開いて驚く。
『……じゃあ、エリオ達が見つけた女の子って……』
絶句してし
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