暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十話 機動六課のある休日 3
[5/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「レリック反応を追跡していたドローン1型6機、全て破壊されました」
スカリエッティのアジトで、ウーノはモニター越しに報告をしていた。
「ほう!破壊したのは局の魔導師か、それとも当たりを引いたか?」
広域次元犯罪者、スカリエッティは楽しむように言葉をつなぐ。
「確定はできませんが、どやら後者のようです」
ガジェットの破壊された状況、データを解析してウーノは推測する。
「素晴らしい。早速追跡をかけるとしよう」
薄笑いを浮かべたスカリエッティが言った時だった。
「ねえ、ドクター。それならアタシも出たいんだけど」
いつからそこにいたのか、赤毛の少女がスカリエッティに歩み寄ってくる。
「ノーヴェ、君か」
スカリエッティにしては珍しく、少し驚いたような表情を浮かべた。
「ダメよ、ノーヴェ。あなたの武装はまだ調整中なんだし」
姉であるウーノがノーヴェを窘めるが、彼女は引き下がらない。
「今回出たのが当たりなら、自分の目で見てみたい」
ノーヴェは真っ直ぐにスカリエッティを見る。
その様子をみたスカリエッティが静かに微笑む。
「別に焦らずとも、アレはいずれ必ずここにやってくる事になる訳だがね」
スカリエッティの言葉を、ノーヴェは黙って聞いている。
「まあ、落ち着いて待っていて欲しいな。いいかい?」
穏やかに諭すスカリエッティ。
ノーヴェは一瞬、不服そうに唇を噛んだが、
「分かった」
すぐに引き下がった。
そのまま部屋から出て行く。スカリエッティはそのノーヴェを目で追っていた。
「ドローンの出撃は状況を見てからにしましょう。クアットロとディエチは所定の位置に着きました。あと何人か、適任者を妹達の中から選んでおきます」
すでに実行している作戦を、ウーノが報告する。
余程の事が無い限り、スカリエッティはウーノの作戦を通す。
「ああ。あと、愛すべき友人にも頼んでおくとしよう」
スカリエッティは、ある少女につながる通信回線を開いた。
「優しいルーテシア、聞こえるかい?レリック絡みだ。少し手伝ってくれるかい?」
何かを引きずった跡は、避難経路のマンホールにへと伸びていた。
それを確認したアスカとギンガは、一旦事故車両の所に戻ってきた。
このまま追跡するにせよ、事故現場をそのまま放っておく事はできなかったからだ。
「ガジェットの追加はこないみたいですし、ギンガさんは事後処理をお願いします。オレがこの跡をたどってみます」
すぐにでも飛び出していきそうなアスカを、ギンガは止めた。
「待って、アスカ。一人では危険よ。それよりも、六課に連絡する方が先。ガ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ