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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十話 機動六課のある休日 3
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「レリック反応を追跡していたドローン1型6機、全て破壊されました」

スカリエッティのアジトで、ウーノはモニター越しに報告をしていた。

「ほう!破壊したのは局の魔導師か、それとも当たりを引いたか?」

広域次元犯罪者、スカリエッティは楽しむように言葉をつなぐ。

「確定はできませんが、どやら後者のようです」

ガジェットの破壊された状況、データを解析してウーノは推測する。

「素晴らしい。早速追跡をかけるとしよう」

薄笑いを浮かべたスカリエッティが言った時だった。

「ねえ、ドクター。それならアタシも出たいんだけど」

いつからそこにいたのか、赤毛の少女がスカリエッティに歩み寄ってくる。

「ノーヴェ、君か」

スカリエッティにしては珍しく、少し驚いたような表情を浮かべた。

「ダメよ、ノーヴェ。あなたの武装はまだ調整中なんだし」

姉であるウーノがノーヴェを窘めるが、彼女は引き下がらない。

「今回出たのが当たりなら、自分の目で見てみたい」

ノーヴェは真っ直ぐにスカリエッティを見る。

その様子をみたスカリエッティが静かに微笑む。

「別に焦らずとも、アレはいずれ必ずここにやってくる事になる訳だがね」

スカリエッティの言葉を、ノーヴェは黙って聞いている。

「まあ、落ち着いて待っていて欲しいな。いいかい?」

穏やかに諭すスカリエッティ。

ノーヴェは一瞬、不服そうに唇を噛んだが、

「分かった」

すぐに引き下がった。

そのまま部屋から出て行く。スカリエッティはそのノーヴェを目で追っていた。

「ドローンの出撃は状況を見てからにしましょう。クアットロとディエチは所定の位置に着きました。あと何人か、適任者を妹達の中から選んでおきます」

すでに実行している作戦を、ウーノが報告する。

余程の事が無い限り、スカリエッティはウーノの作戦を通す。

「ああ。あと、愛すべき友人にも頼んでおくとしよう」

スカリエッティは、ある少女につながる通信回線を開いた。

「優しいルーテシア、聞こえるかい?レリック絡みだ。少し手伝ってくれるかい?」





何かを引きずった跡は、避難経路のマンホールにへと伸びていた。

それを確認したアスカとギンガは、一旦事故車両の所に戻ってきた。

このまま追跡するにせよ、事故現場をそのまま放っておく事はできなかったからだ。

「ガジェットの追加はこないみたいですし、ギンガさんは事後処理をお願いします。オレがこの跡をたどってみます」

すぐにでも飛び出していきそうなアスカを、ギンガは止めた。

「待って、アスカ。一人では危険よ。それよりも、六課に連絡する方が先。ガ
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