第14話 会った! 別れた! 帰ってきた!!
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、今日、アルメリアさんの家に泊まる事と、不足している旅の食料を分けて貰える事が決まりました。また、今回のお礼として今後この集落に自由に出入りする事が許されました。信じられない幸運です。まったくの予定外の事ですが、これでエルフとの通商の窓口が出来ました。
また、『ヴァルファーレ』の事も説明し、先ほどの野原を離着陸の場所に指定してもらえました。これで、何時でも『ヴァルファーレ』で来る事ができます。この集落に来ていれば、その内もっと大きなエルフの町に行く事もできるかもしれません。
領地の特産品や名産品をこの集落まで持って来て売ったり、こちらの物産を買い取ったりする事や、西の地で椰子の実やゴムの樹液を採取する事など、色々な事の許可を得られました。何かとっても良い事ずくめで話が進みましたので、代表にお礼を言って集会所を後にアルメリアさんの家に移動しました。
アルメリアさんの家に着いてすぐ昼ご飯になりました。海が近いという事もあってか、魚介類が豊富でアルメリアさんが料理して、鱒のような魚の塩焼きや貝のバター焼きのような物、ベーコンのような物が入ったスープなど、生前食べていたような家庭料理が食べられました。アルメリアさんて料理が上手だったんですね。この集落で捕られている魚介類や肉類の加工品などを輸送できれば、それだけでいい商売ができそうです。
沢山食べて、食後の一休みも終わりました。特にやることもないので集落のことをアルメリアさんに聞いたり、ついでに案内してもらったりして時間をつぶしました。案内の途中ではエルフの奥さんや子供達にも紹介してもらい、皆さん驚いていましたが、とても優しい人たちばかりでした。初めての経験ですが、同じ年くらいの子供達も大勢いて仲良くなることが出来ました。
たしかにエルフも人間を蔑んでいるところがあると思います。でも基はと言えば人間がエルフに対して一方的に仕掛けていることが原因で、それも聖地奪還とか言っている誰かさんのせいだと思うのです。こんな事をハルケギニアで大きな声で言ったら、即異端認定を受けて死刑でしょうけどね。
アルメリアさんの家で一晩お世話になって、帰りの食料の提供も受けました。なんか結構な荷物になってしまいました。魚の干物や干し肉、珍しい干した果物などの乾物の他に、真っ白な砂糖や焼いたばかりのパンになんとお酒までくれました。このお酒には両親も喜ぶでしょう。エルフのお酒なんて口にする機会は今まで無かったでしょうから。
貰った食材は残ったら料理の研究材料にできます。魚も肉もハルケギニアでは見た事がない物ばかりなので、うまく調理して貴族などの口に合う料理ができれば、流行にする事もできるでしょう。それに真っ白な砂糖なんてこちらで生まれて始めてみました。これはなんとしても通商できるように頑張らないといけませ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ