その二十一「救いの天使と破滅の悪魔」
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「はぁ……なんでこんなことに……」
いきなりの愚痴ですみません。久々の短編しかもトップバッターに任命されてヤッターと喜んでいた、朱雀(すざく)美希(みき)です。
喜んでいた? って感じですよね。今からそのことについて説明しますね。 時刻は一時間目の授業が始まったところで今日は家庭科の調理実習、家庭科室からお送りいています。
「みんな〜ちゃんと席についたかしら〜」
このなんともあまったるくてまったりとした話し方をしているのは家庭科の浪川(なみかわ)羊(よう)先生です。
エメラルドグリーンっていうんですか? そんな感じの髪と瞳の色をしたゆるふわな先生です。自分とはなんだか合わない先生だと思っています。
浪川先生が「ちゃんと席についたかしら」と言うのはですね、クラスで決めた班でいいのにわざわざ……
「頑張ろうね,ミッキーちゃん」
「よろしくお願します」
じゃんけん大会なるものを行い、例の如く負けに負けた自分は負け組ならぬ外れ組 (ドジラさんと下級生(モブ)くん)と同じ班に……なってしまいました。自分は神様に見放されてしまったのでしょうか?
憎いです、どうしてあそこでグーを出してしまったんでしょうか!? 自分をグーで殴ってやりたいですっ!
「家庭科で同じ班になるなんて珍しいね,美希」
「……あ。ひそっち」
隣に座る白い髪が特徴的な可愛い男……の子? は冬月(ふゆづき)密ひそかくん。女子よりも女子力が高い事で有名で、家庭科の授業では敵なしのスペシャリストです。
しーさんつながりで知り合った友達でもあります。彼がいてくれたらもう安心ですねっ。……歩く自然災害ドジラさんがなにかをしでかさない限りは。
「じゃあ〜今日みんなに作ってもらうのはね〜〜」
自分達に背中を向けて先生が黒板に向かって何かを書き始めました今回のテーマはハロウィンだって言っていたので、カボチャを使うのは確定ですね。……とゆうより各班の机の上にこれでもかぁぁぁと沢山のミニカボチャが置かれていますから。
「これよっ!!」
おっとカボチャに目がいっている間に浪川先生は書き終わっていたようです。えーと何々?
+++
【HMで簡単サクサク☆ハロウィンクッキー♪】
材料 (天板2枚分)
ホットケーキミックス 150g
マーガリンまたはバター50g
砂糖 30g
食紅 お好み
アイシング 市販の物
☆粉砂糖 大さじ2
☆牛乳 ちょっとだけ♪
1・まずマーガリンまたはバターを溶かすのよ。
2・ ボウルに溶かしたマーガリンと砂糖を入れて混ぜ混ぜよ♪
3・そうしたらホットケーキミックスを入れてまた混ぜ混ぜ♪最初はポ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ