第三十六話 領地を貰おう
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第三十六話 領地を貰おう
帝国暦478年 11月20日
■オーディン ノイエ・サンスーシ 小部屋 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
本日も密談中。
父様相変わらずのしたり顔、爺様にやにや、ケスラー苦笑い。
ケスラーの髪が白くなるのはこの老人2人のせいだったのか!
いや今回は私のせいで禿げたりして。
「輸送隊は無事イゼルローンへ向かっているそうです」
「それは重畳じゃな」
「全くじゃの」
まあメックリンガーが実質仕切ってるわけだから大丈夫でしょう。
そう言えばそろそろミュッケンベルガーとロイエンタール達の帰還の時期だけど、
ロイエンタール帰って来たくないって言ってるんだよね。
「テレーゼやどうした」
「お父様、新規士官で目を付けた者がそろそろ研修期間が終わるのですが、
オーディンへは帰りたくないと、イゼルローンに居たいそうなんです」
「ロイエンタール少尉ですな」
「ふむマールバッハの甥じゃな」
さすが父様よく知ってる。
「相当イゼルローンが住みやすいようです」
こらケスラーこっち見て苦笑いしながら言うんじゃない!
まあ今ロイエンタール弄り他のことが忙しくて出来ないし、
しばらく羽を伸ばさせようかな。
それで来年にミッターマイヤーをロイエンタールの下に付けて双璧を作るか。
「お父様思うのですが、どうせ人事異動で動くのですから、
今回新規研修でイゼルローンにいる士官達にアンケートを取り、
イゼルローンへ残るか、オーディンへ帰るかを聞いて残りたい面々をイゼルローン配置ししたらどうでしょうか」
「ふむ良い手かもしれんな」
「面白いてですな」
「ごく一部の士官は確実に残ります」
だからケスラーいっそ言ってよ、ロイエンタールだって。
みんな吹き出しそうにしてるじゃない。
「うむそれではその旨を軍務尚書に伝えよう」
「お父様お願いします」
あとは帰還兵だよね、このまま帰ってきて恩赦をしたとしても、
今はラングじゃ無いけど社会秩序維持局がしゃしゃり出てきて、
100万人を検挙しかねないんだよね。
あーラング達死んでくれればいいのに。
ああゆうゲシュタポみたいな連中を纏めて同盟に進呈したいね。
向こうも迷惑だろうけど。
トリューニヒト辺りなら使いこなしそうだけどね。
んー皇帝直轄領の惑星に家族ごと移住させて其所で守るかな。
社会秩序維持局が狙ってる可能性があると教えれば、移住もスムーズに進むし、
皇帝陛下の慈悲で自分たちは助かるとわかり益々尊敬度が上がるだろう。
悪いのはすべて社会秩序維持局というシ
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