第五章
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今食べているチキングリルの味よりも信仰のことを意識しつつ述べた。
「自分でそうしようって思ってもな」
「それでもだよな」
「そうもならない」
「そうしたものだな」
「ああ、じゃあ俺もうな」
ポールは考える顔のまま再び友人達に話した。
「ワルにはならないぜ、自然体でいくな」
「これまで通りか」
「ワルになろうって思った前のままいくか」
「そうするな、神様がそうしてくれていて俺自身もそういうことが出来ない性質みたいだからな」
そうしたことがわかったからだ、ポールはこう決めたのだ。
「もうしないぜ」
「それがいいな」
「出来そうもないし御前の性にも合ってないしな」
「ワルじゃなくて自然体な」
「それでいけよ」
「そうするな」
こう答えて実際にだった、彼はワルになることを止めた。そうして自然体のままで生きることにした。彼なりの適度な信仰も持ちつつ。
悪行が善行に 完
2017・9・13
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