第三章
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「どっか行けよ」
「俺達こいつに用があるんだからな」
「そうよ、あんた高校生位?」
「年上みたいだけどね」
「関係ないならどっか行ってよ」
「おい、御前等殴って蹴って金巻き上げてたな」
ポールはならず者達に彼等の行い、自分が見たそれについて問うた。
「それ犯罪だろ」
「犯罪だったら何だってんだよ」
「だから関係ないだろ御前には」
「邪魔するなら御前からやるぞ」
「容赦しないぞ」
言いながら早速だった、金髪が右の拳を出してきたがその拳にだ。
ポールは素早く出した護身用の警棒を出して上から殴った、拳が嫌な音を立てて砕けた。
「なっ!?」
「手前!」
黒髪は仲間がやられたのと見て激高してポールに蹴りを飛ばした、そして女達も襲い掛かってきたがその彼等に。
ポールは黒髪の腹を蹴りを突き出し女達は返す刀で警棒で殴り回ってだ、そのうえでダメージで蹲る彼等に言った。
「喧嘩ならやるぜ、それも容赦なくな。それに手前等どうしようもねえ連中みたいだから余計にだよ」
こう言ってだ、男二人の急所を思いきり蹴り飛ばしそれぞれ二つずつ何かが完全に潰れる音を聞いたうえで。
女三人の腹も蹴り回し子宮を破裂させてから五人の両手首を力任せに踏み砕き膝も肘も完全に逆に曲げて警棒で殴って関節を潰し顎を警棒で粉々にまるまで砕いた、そのうえで警察に通報じて事情を話すとこう警官に言われた。
「この連中は目をつけていたんだよ」
「何だよ、札付きかよ」
「この辺りの中学でもな」
「手のつけられない不良だったんだな」
「そうさ、いじめにカツアゲに万引きにってな」
「この子をいじめてたの止めたんだけれどな」
ポールはその傷だらけになってぐったりとしているいじめられていた少年を見つつ警官に話した。
「この子病院にな」
「それは今から連絡する」
「それでこの連中はな」
「随分派手にやったな、君も」
「向こうがやってきたんだ、正当防衛だろ」
「ああ、そういうことにしておく」
実際にそうだったのは間違いないし相手がどうしようもないゴロツキ共なのを考慮してのことである。
「もう再起不能みたいだがな」
「こういう連中は二度と悪さ出来ないまでにしろってな」
「誰かに言われたんだな」
「親父にな」
実際に言われたことだ。
「さもないとまた悪事をするし仕返しもしてくるってな」
「それでだな」
「ああ、死んでないだろ」
「死にかけで再起不能みたいだがな」
それでもというのだ。
「まあ一生車椅子だな、五人共」
警官はその倒れている五人を見て言った。
「子供も出来そうにないしな」
「全部潰したぜ」
「この連中レイプ事件もやってたみたいだしな」
「なら余計にいいな、っていうかな」
「っていうか。何だ」
「いや、
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