第三章
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何でもないさ」
壁に落書きする為に来たことは言わなかった、それがたまたまならず者達への制裁になるとはだ。彼は少年を救ったことで表彰され彼の家族から感謝されもした。そしてならず者達は実際に再起不能になり住所も晒され市民達の糾弾も受け一家は夜逃げした。
ポールは善行を行ったことになった、しかし。
このことにだ、彼はスクールでぼやいた。
「だから俺はな」
「お手柄だったな」
「あの連中中学で有名なワル共だったしな」
「死ぬまで車椅子でまともに飯も食えねえでガキも作れないまでにするなんてな」
「いいことしたじゃねえか」
「二度と悪さ出来ないまでにしたなんてな」
「そんなことするつもりなかったんだよ」
ポールは友人達にぼやき続けた、食堂でランチを食べるその時に。
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