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提督はBarにいる。
風邪引き提督と艦娘達・3
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モンが効いていて中々美味かったと書いておく。





 さて、昼飯を食いつつベッドの上で仕事を進めて、気付けば午後3時。そろそろ一服入れたい所だが……。そんな事を考えていると、誰かがノックする音が室内に響く。

『司令?早霜です』

「おぅ、入ってくれ」

「失礼します」

 部屋に入ってきた早霜の手には、お盆に載せられたマグカップが3つ。どうやら休憩時間なのを見越して、何かドリンクを作ってきたらしい。

「休憩時間かと思い、ドリンクをお持ちしました。司令の分は『ホット・エッグノック』、私と雷さんの分はホットチョコレートです」

「エッグノックをホットにしたのか。そりゃ身体が温まりそうだ」

 エッグノック、ってのは卵と牛乳を使って作るブランデーベースのカクテルの事だ。さしずめ洋酒版卵酒とでもいった所か。

《早霜特製・ホット・エッグノックのレシピ》

・ブランデー:30ml

・ホワイトラム:15ml

・卵:1個

・砂糖:小さじ2

・牛乳:適量

・ナツメグパウダー:お好みで



 まず、エッグノックを注ぐ器にお湯を注いで温めておく。これをしないとホットミルクを注いだ時に卵が冷やされていて急激に固まり、かき玉状態になってしまうからな。

 シェイカーにブランデー、ホワイトラム、卵、砂糖を入れてよくシェイクする。この時、シェイカーには氷を入れないように注意。

 酒と卵がよく混ざったら、お湯で温めておいた器に注ぎ、そこにホットミルクを適量注いでステア。仕上げにナツメグパウダーをお好みで散らせば完成。





「あ〜……温まるぜ。ありがとな早霜」

「ふふっ、どういたしまして」

 牛乳と卵のクリーミーな味の中に、ブランデーとラムの酒精が顔を出す。酒が血の巡りを良くするから身体を温めると言われており、雪山の遭難者を助ける救助犬の首輪には昔、ウィスキーが付けられていたってのはそういう理由からだ。

「司令官、お仕事も終わった事だし、またゆっくり寝ててね?」

「へいへい」

「あ、子守唄でも歌ってあげましょうか?」

「いらんわ!」

 雷は俺をガキか何かと勘違いしていないだろうか?心外だぜ。





 その内また来るだろうとは思っていたが、やっぱりやって来た。金剛が夕食を持ってきたのだ。しかしその表情はぶすっとして、ご機嫌斜めの様子。

「おいおい、どうした?」

「…………………………」

 金剛はジト目に膨れっ面でこちらを睨むばかりで、答えようとしない。とりあえず、目の前に出された晩飯を食ってから話を聞くとしますかね。因みに晩飯は健康な人と何ら遜色のない和定食だった。

「ふぅ、ごちそうさん。
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