EX回:第34話(改2)<不憫(ふびん)>
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だが祥高さんが説明する。
「下の荒天では機体を安定させるのが精一杯、戦闘どころでは無いわ」
「シット」
珍しく握りこぶしで機内の壁面を叩いた金剛。その悔しさは分かる。
『雨が激しい……』
戦闘中の誰かの声が響く。
そのときだった。ゴロゴロという雷鳴のような音が響いた。
「遠雷?」
それは妙な印象だった。
そのとき寛代が呟いた。
「敵艦隊に動きあり。何かが着弾した模様」
「着弾?」
私と技術参謀は、ほぼ同時に立ち上がった。
「着弾って?」
「どういうことだ?」
私たちは、思わず寛代のところへ駆け寄った。
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