暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第645話】
[7/7]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
ィーが屈むとビーグル犬は嬉しそうに近づいてきた。
笑顔で頭を撫でるソフィー、尻尾を振るビーグル犬。
「うーん……」
「ヒルト……?」
「わん?」
「……いぬきちだな」
「へ?」
「わふ?」
首を傾げるソフィーとビーグル犬、俺は真っ直ぐビーグル犬を見つめると――。
「お前の名前はいぬきちだ」
「え、えぇっ!? い、いぬきちですかぁ!?」
「わんっ♪」
驚くソフィーとは対照的にビーグル犬――否、いぬきちは満足そうに鳴いた。
「んじゃいぬきち、俺たちと一緒に清水寺行こうぜ」
「わんわんっ♪」
名前が決まって嬉しいらしく、俺の周りをくるくる回るいぬきち。
ソフィーもいぬきちという名前に驚いてはいたが、慈愛に満ちた微笑みを浮かべて満足そうに頷くと――。
「じゃあ行きましょ、ヒルト♪ いぬきち♪」
「ああ」
「わわんっ」
二人と一匹は清水寺へと向かうのだった。
その一方でにゃん次郎、とことことエレンや未来と一緒に川沿いを歩いていた。
「んんっ! やっぱりのんびり出来るのはいいね」
「そうだな。 にゃん次郎は満足してるか?」
「にゃぅにゃぅ。 にゃっ」
川沿いを歩くのが嬉しいらしく、にゃん次郎はピョンっと跳ねた。
川のせせらぎを聞いていると白騎士暴走事件がなかったかのような気持ちになるが、遠方を見れば傷跡残るビルが見える。
世界はどうなるのだろう……以前ワールドパージを受けたときの荒れ果てた街並みは今も未来の脳裏に刻まれている。
夢とは思えないほどのリアル……とはいえ、いきなり日常が崩れる事態はないと思い、未来は静かに青空を眺めるのだった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ