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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第645話】
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鳴り響く。

 ドキッと心臓が高鳴り、慌てて携帯を取り出すと返信相手はヒルトからだった。

 ヒルトからの着信やメールなどは個別に設定してあるので聞けばわかるのだが、やっぱりちゃんと確認する方がいい。

 直ぐに返事をくれた嬉しさからか、仕事そっちのけで返信された内容を見る――。


 お疲れ様です、初日は清水寺が映画撮影で見学出来なかった以外だと二条城で母娘に先日の事件で守ってくれてありがとうと言われたのが嬉しかったです(^-^)
 とはいえ不覚にも人前で大泣きしてしまいましたが……(ノ_<。)
 にゃん太郎と子猫たちですね、気付いたら学園に居着いてて勝手に名前を着けましたが元気そうでした?
 刀奈が自撮りって珍しいというかそんなイメージが無かったけど、変なところは無いですよ?
 寧ろ可愛いかと……何て、取り敢えず二日目終われば明日は学園に戻りますので、また連絡します。


 ――言葉は堅いものの、顔文字が入ってたりと実にヒルトらしい内容だった。

 一応生徒会連絡の為、一夏ともメアド交換はしてるのだが内容はどれも業務内容的な物ばかり。

 ……好きになったのがヒルトで良かったと思いつつ、明日帰ってきたら早速部屋で彼に会いに行こうと決意した楯無だった。


 白騎士暴走事件は世界にも勿論報道されている。

 主犯である亡国機業――何処からか手に入れた白騎士を投入して京都の街を破壊して回ったのが報道の内容だった。


 タイのIS機関の一室――。

 深いダークグリーンのショートミディアムヘアーに褐色の肌、身長とは不釣り合いな豊満な乳房――すらりと伸びた褐色肌の美脚。

 ISスーツを身に纏う彼女はマットの上でヨガを行っていた。

 名前はヴィシュヌ・イサ・ギャラクシー――他のISスーツより露出の高いスーツを着て心身共に鍛えていた彼女。

 その一室に入ってきたのは一人の女性だった。


「ヴィシュヌ、日本で起きた事件は見たかしら?」

「…………」


 ヨガを行っていたヴィシュヌはゆっくり瞼を開く、タオルで額の汗を拭うと――。


「……ええ、白騎士暴走事件ですね」

「そうよ。 事件を解決したのはIS学園生徒って報道もあったわ」

「………………」


 報道の内容は織斑一夏率いるIS学園生徒が白騎士を鎮圧、仕留めたのは黒い機体とISニュースでは流れていた。

 ヴィシュヌは思う、黒い機体が誰なのかを――。

 真っ先に思い浮かべたのはドイツ代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒだが長距離撮影で見たシルエットでは彼女では無いのが明白、そもそもフルスキンタイプのISだったので彼女は論外だといっても間違いはなかった。

 ならば残った黒い機体
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