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RSリベリオン・セイヴァ―
リベリオン・セイヴァー2 第一話「正義の味方」
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れて行こうと思ってね?」
「よ、要塞……?」
けど、俺の顔は真っ青なままだった。このまま要塞という場所へ連れていかれたら……二度と表に出てこれなくなるとか?
「安心せい? その男を信じろ、決して悪いようにはせぬ」
と、爺ちゃんまでも言う。しかし……
「だ、だけど……」
いつの間にか弱気になる俺に、爺ちゃんはため息交じりに魁人にヒソヒソ耳打ちする。何だか気分が悪い。
「ああ……単純ですね?」
「じゃろ? いい年して、戦隊モノなんかも観ておるし……」
「マニアですか?」
「オタクと呼ぶんじゃよ? オ・タ・ク……」
「な、なにヒソヒソしてんだよ!」
すると、魁人は俺に振り向き直るとこうニヤニヤしながら、言い出した。
「まぁ、信じれもらえないなら君の好きな選択をするがいい。だが……君? 一様問うけど、特撮とか好き? っていうか、大好き?」
「へっ?」
俺はキョトンとした。
「変身ヒーローや、変身ヒーローが乗るバイクマシンや飛行マシンとか好きかい?」
「な、なんだよ……いきなり?」
緊張の中、俺の趣味の話に代わると、俺は次第に警戒を解き始めた。
「っていうか、君? 前々から『ヒーロー』になってみたいって思ったことないかい?」
「だ、だから何なんだよ! さっきから!?」
「私の所へ来ないか? もし、来てくれるのなら……君を『セイバージャスティス』に変身させてやれなくもないんだがね?」
「せ、セイバージャスティスに!?」
俺の目がピカッと光った。
「君、セイバージャスティスになって、この世の悪女共(IS)を倒して世界に平和を取り戻したいと思わないかね!?」
「お、おお……」
俺は次第に興奮しだす。胸の底から熱い何かが込みあがって……
「さぁ! ともに立ち上がり、この世界に正義のリベリオンを示すのだぁー!」
「おおぉー!!!」
気が付けば、俺も一緒になって興奮し、いつの前にか「ついていきます」って話になってしまった。
だが、後悔はしない! 俺は……俺は……
――セイバージャスティスになれるんだぁ〜!!
目をキラキラさせて周りのことなんて見えなかった。
「……どうするんじゃ? 本人、それになりきった気になっておるぞ?」
はしゃぐ俺を後ろに爺ちゃんは魁人に問う。
「一様、その変身ヒーローに似せたメカスーツを用意しましょう? オタクなら、細かいところを気にしそうなので、より精密に作らなければないか……」
ある意味、面倒な奴が凱錬の装着者になってしまったとため息をつく魁人。しかし、それはそれで、娯楽感覚で面白そうだからこれはこれでいいかと片付けた。



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