0234話『悲しみの海峡夜棲姫』
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そして最後に海峡夜棲姫は安らかな声で、
「ソウ……ソウカ……アナタタチハ、ソレデモ……コノサキニ……ススモウトイウノデスネ……。
ナラバ、アナタタチハ……進んで……この先に、待つモノは……」
最後の部分の声はどうしても私の声と被るものがあったわね。
やっぱりあの子は私だったのかしら……。
今はもう確認できないけどこれで道は開けたのね。
「……………」
だけど海峡夜棲姫が沈んだ先ではまたしても違う個体の深海棲艦がニヤリと笑みを浮かべながらこちらを見ていた。
長い砲身から分かる通りに防空棲姫にも通じるものがある高射装置。
あれがこの海域の最後のボスになるのね……。
私達はもう燃料も弾薬も尽きそうだったために一度撤退するしかなかったけどその深海棲艦は攻撃はしてこなかったために追撃されない事を今は感謝した。
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