44部分:TURN5 中帝国その一
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本の顔がここで曇った。
「ロシアさんのことを考えますと」
「そうだな。ロシアこそが我が国最大の脅威だ」
宇垣も日本のその言葉に頷いて答える。
「あの国は油断できぬ」
「そうです。だからこそです」
「ドクツと手を結び東西から挟撃するか」
「少なくともソビエトを牽制できます。それにです」
「それにとて?」
「レーティア=アドルフさんは常にドクツの生存圏確保を主張されています」
これがその彼女の主張だというのだ。
「東方に大きくです。ドクツの生存圏確保をです」
「ドクツから見て東方というとだ」
「はい、ポッポーランドにです」
「ロシアだな」
「既に同じ民族国家のオーストリアさんを併合されました」
このことが大きかった。まずはだ。
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