111ょぅじょに尺八を吹かせる鬼畜
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大躍進集会会場
教団の病院に勤務している医者が、何かガチ泣きしながら、舞台上でビデオを上映していた。
今まで、子供を一人も救えず見送って来ただけの小児科医が、心まで折れて信者になって、医師の資格とか全てを捨ててヨガサークルで修行していたのが、教団で再就職して奇跡を間近に見せられて感激し、他の信者にも報告していた。
「奇跡は昨夜起こりましたっ! 神はこの地に舞い降りたのですっ! 今まで手の施しようもなく、ただ命を落とすのを見送ってきた少年少女達。その子供たちが「不死の霊薬」を飲んだだけで、死の床から起き上がって歩いたのですっ!」
大型スクリーンには、顔色も全身真っ白で、干からびたようなガリガリの少女が、ヒューーヒュー言いながら苦しそうに呼吸し、代用血液とか増血剤、ブドウ糖溶液とかニンニク入りの強化液を常時点滴されながら、ただ死ぬのを待っていた状況が映し出された。
そこで酸素マスク外して震える手で紙コップの水、祐一の精子水道水で希釈しただけの水を飲むと、見る見る顔色が良くなって体から赤い蒸気出して、香里が接触充電していたように顔まで赤らんで回復していくのが、早送りですら無いビデオで確認できた。
「「「「「ああ、ありがたや、流石天孫様、病の子までお救いくださった」」」」」
ビデオだけで感激して、座席から降りて祈るジジイババアの信者。
怪しげな猊下の前説とか、変な宗教独特の「お正月はアゴ*の星祭で、ハッピーでラッキーでカッコイイ新年を迎えよう」みたいな「コピーライター誰よ?」と思える腐ったCMの煽りではなく、現役の医者が泣きながら報告しているので非常に説得力があった。
元は妖狐が起こしている災厄で遺伝病なのだが、得られた幸運の揺り返しで不幸が訪れ、対価を支払っていない子孫にも力や術は残っても、その能力を賄える魔術回路もなく、あゆの母や一弥、栞のように術を行使する度に命が削られていく。
その生命を対価として支払い、地獄から伸びた手に命そのものを盗まれて、あの世に引き寄せられる。
そんな一人で近々命を落とすはずだった少女が、時間が経過するほど回復して行き、ザコちゃんの妹とか、薄めてあるにしても男の精子飲まされちゃった男の子とか、今までアイスクリームか流動食しか食えなかった子供がガンガン飯食って、普通の子供のように健康を取り戻していくのがスクリーンに映される。
「本来なら、私は医師として、この事実を全国に広めなければならない、でも掟によってそれは禁じられています。神の奇跡を伝えることは」
翌朝目を覚ました時のビデオでは全く別人で、血の気を取り戻して健康な肌色になって、車椅子にも乗らずに歩き回る所が上映された。
どこかの香里ちゃんのように、直接下のお口から避妊しないで9回、上のお口から3回も白いコーキング材充填作業しな
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