ペルソナ3
1890話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
同意する。
元々ゆかりは、暴れたいといった気分なのだ。
それが新たな階層に挑戦するということになっても、より強敵と戦えるという嬉しさはあっても、強敵と戦いたくないという怯えはないだろう。
……まぁ、その強敵が死神だったりすれば、話は別かもしれないが。
まさか、上の階層に行って即座に死神が姿を現すとか、そういう事はないと思うが……思いたいが……正直、どうだろうな。
ともあれ、もしそうなっても死神の攻撃手段とかが大体理解出来ている今の状況では、ゆかりや荒垣を守りながら勝つというのは難しいかもしれないが、守りながら撤退する事は可能だろう。
勿論、俺が死神の行動を分析しているように、死神も俺の行動を分析している可能性は否定出来ない。
基本的に今まで戦ったシャドウにはそこまで高い知能はなかったと思うが、それはあくまでも今まで戦ったシャドウだからこその話だ。
この先のシャドウも同じような知能しか持たないのかどうかは……正直なところ、微妙だろう。
「さて、じゃあ行くか。二人とも、一応気をつけろよ。特にゆかり」
そう言いながら、いつものように子猫の炎獣を生み出す。
もし未知のシャドウが出てきても、炎獣の護衛がいればどうにかなる……筈。
なってくれればいいな、というのが正直なところなのだが。
もっとも、もし炎獣を突破出来るだけの力を持つシャドウが出てくれば、最悪俺が出るという手段も残っているのだが。
ともあれ、そんな風に思いながら……俺達は、封印が解除された階段を通り、上の階層に向かうのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ