第12話 軍令部総長の二面性 Ev03
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希望を持つ女性もいるが、
陸軍長官である山下利古里と家同士の婚約が広く知られており諦めている者が殆ど。
山下長官は婚前交渉を断っている為、伏見総長の行動を黙認している様子』
「やはり直属の上司である東郷長官の影響もあるのでしょうか?
それに……可愛くて優しいというのは分かります。
話しやすいですし……頼もしいというのも軍の仕事をしっかりやっているので納得です。
けど想像より大きくて逞しいや激しいというのが……私にはわかりません??」
海軍長官との関係
『両者に軋轢はない。得意分野が互いに異なるため
海軍長官は軍令部総長の軍政家として手腕を信頼し大きな権限を与えている。
軍令部総長も海軍長官の用兵家としての手腕を信頼し現場の判断に口出しすることはない』
「東郷長官に比べて表には目立たない存在ですが、
御前会議の参加者全員が認める存在。
大国に攻められ絶望的な状況の中で勝利への下道を作る。容易なことではありません。
軍務のみならず内務、外務との折衝も行っており成果を上げ各省で信頼も得ている。
多くの女性に好かれるのも納得です。
利古里ちゃんは忙しいとデートを断っているようですが勿体ないですね」
はしゃいでた帝の表情が少しだけ暗くなる。
「正式に結婚したら……以前の東郷のように
他の女性との性交渉は一切絶つのでしょうか?
利古里ちゃんは終戦までは結婚は考えてないと言ってましたが……」
「常に20人以上の女性と関係を持って、
あらゆる女性に声をかけてる東郷ほどではありませんが、
調べてみると伏見ちゃんも意外にプレイボーイみたいですね」
「……あれ? だったら私にも一度くらい声かけてくれてもいいよね?
うう……やっぱり私は利古里ちゃんみたいに(胸が)大きくないし、
女の子として魅力が足りないのかな?(´ω`)しょぼーん」
帝ちゃん→☆
――――海軍には猫がいないと困る――――
平賀博士に会いに軍技術研究所に足を運ぶ。
軍技術研究所には多くの技術者や職員がいるが、
平賀博士は今はプライベートの研究室に独り籠っているらしい。
「平賀博士いらっしゃいます?」
「……びくっ」
こちらの顔を見るなり慌てた顔をして周囲をキョロキョロし始める。
もしかして自慰の現場に……これがラッキーエロゲというやつかだろうか。
「……どうかしました?」
バタン、ガタン! ベキッ
近寄ると平賀は両手をバタバタさせ積んである本を崩したり、
落ちてる機材を持ち上げたりした。あと何か壊れたぞ。
残念ながら衣服は乱れておらず僕の予想は外れてしまった。
「えっと……何の真似ですか?? あ、やばっ」
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