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ヘタリア大帝国
39部分:TURN4 長官の娘その六
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みながら宇垣に答えた。
「今度の戦いは」
「頼めるか」
「絶対に。北京に攻め込む用意は進めています」
「頼むぞ。くれぐれも」
「はい。ところでガメリカですが」
「相変わらずだ」
 その国のことをだ。宇垣は苦々しい顔で述べた。
「理不尽な要求を続けてきておる」
「そうですか。では今も」
「燃料の輸出を制限するぞと言ってきている」
「今度は経済制裁ですかね」
「そうだな。残念だが我が国は資源に乏しい」
 日本帝国の弱点だった。まさにだ。

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