第139話
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いよ、レイス。私達は今でもレイスの事を”仲間”だと思っていたんだから、”仲間”に力を貸すのは当然じゃない!それに話に聞く所多分……ううん、間違いなくリッドも巻き込まれていると思うし、それに今度はレイスも一緒なんだから、私達、絶対元の世界に帰れるよ!うん、イケる、イケる!」
「はいな!後はリッドを”解放”すれば、私達、全員揃うな!」
「クィッキー♪」
「全く……二人とも何で悩む事無くそんなにすぐに決められるんだ……?………まあ、実際この訳のわからない状況を何とかする為にはあんた達とも協力する必要がある事は理解しているから、僕も協力させてもらうよ。」
それぞれ盛り上がっている様子のファラとメルディ、クィッキーの様子に呆れていたキールだったがすぐに気を取り直してファラ同様協力を申し出
「ああ、二人ともよろしく頼む。」
レイスは静かな表情で頷いた。その後ファラとキールを加えたルーク達は時折襲い掛かって来る魔物達を倒しながら先へと進み、頂上にある祠らしき建物の前に到着し、建物の中へと入っていった。
「ここは一体……?」
「僕達が初めて”セレスティア”に渡った時に光の大昌霊―――”レム”に”光の橋”を開いてもらった場所だ。」
「………そしてここが私とファラ達が刃を交えた場所でもあるのさ。」
「………………」
「そうだったのですか………」
周囲を見回しているティアの疑問にキールが答え、キールに続くように答えたレイスの答えを聞いたファラは悲しそうな表情をし、クローゼは辛そうな表情をした。するとその時魔法陣が現れた!
「あ……!」
「来たか……!」
「魔法陣ですの!」
魔法陣を見たアネラスとジン、ミュウがそれぞれ声を上げたその時魔法陣から虚ろな目をした赤い髪の青年が現れた!
「リッド!?」
「違うな!あのリッド、さっきメルディ達が戦ったファラとキールのように、リッドの姿に変身した”魔物”な!」
「クィ、クィ〜!」
「気を付けろ!何かする気だぞ……!?」
青年の登場に驚いているファラにメルディが警告し、クィッキーは警戒した様子で青年を睨み、青年の様子を見て何かに気づいたキールが警告したその時青年は詠唱らしき行動をした。すると青年の傍に三叉槍を持った全身が水でできた人らしき存在が召喚された!
「何だ、ありゃ……?女性のように見えるがどう見ても、人の類ではないよな?」
「もしかしてあの女もお前達の仲間か?」
「ううん、あの女性は私達の世界―――インフェリアの大昌霊の一人で”水”を司るウンディーネって言って、今まで私達に力を貸してくれていたのだけど……キール、ウンディーネは今もクレーメルケイジの中にいるよね
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ