第139話
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
止むまで娘の頭を撫でていた。
「アハハ……ごめんね、せっかく再会できたのにみっともない所を見せてしまって。レイスの仲間?の人達も、いきなりの事で驚かせてしまってごめんね。」
「いえ……お兄様と皆さんの事情はある程度伺っておりますから、どうかお気になさらないでください。」
泣き止んだ娘はレイスから離れて苦笑しながら答え、娘の答えに対してクローゼは優し気な微笑みを浮かべて答えた。
「みゅ?今度はクローゼさんと、そちらの女の人の声がそっくりですの!」
「「え………」」
「ふむ、言われてみれば………」
「バイバ!確かにファラとクローゼの声、そっくりだな!」
「クィッキー!」
「ハハ、まさか皇子とジェイドの旦那、天才双子姉妹に続いて、声が瓜二つの人物がまた現れるとはな。」
「これで声がそっくりな人達が三組も揃った事になりましたけど、もしかして今後も増えるんでしょうかねぇ……?」
「確かにこの調子だとその内、俺達の声と瓜二つの人物が現れてもおかしくないな。」
「おい、アネラス、ガイ……アッシュまで巻き込まれている可能性もゼロとは言えねぇから、マジで洒落になんねぇぞ、その推測……」
「そうね。ルークとアッシュは容姿もそうだけど、声も瓜二つだものね。」
クローゼと娘の声が似ている事に気づいたミュウの言葉にクローゼと娘が呆けている中レイスは目を丸くし、メルディとクィッキーは同意し、ジンと共に苦笑しながら呟いたアネラスとガイの推測を聞いたルークは疲れた表情で指摘し、ルークの指摘を聞いたティアは苦笑していた。
「あのな、二人とも………声が似ている事よりも、まずこの訳のわからない状況がどういう事かを知る事が優先すべきことだぞ!?」
その時青年は呆れた表情で溜息を吐いた後疲れた表情で娘とメルディに指摘した。その後ルーク達は事情を説明し、互いに自己紹介をした。
「”影の国”………インフェリアともセレスティアとも違う世界で、僕達どころか更に違う世界の人物達まで巻き込まれた挙句、しかもこの”影の国”が人の想念によって変容しうる世界だって!?あ、余りにも非常識で滅茶苦茶過ぎて理解できない……」
事情を聞き終えた青年――――キール・ツァイベルは表情を引き攣らせた後疲れた表情で溜息を吐き
「まさかレイスが別の世界で、お姫様の妹ができていたなんて……あれ?という事はもしかして、今のレイスは王子様なの!?」
「ハハ、一応そうなるね。(元の世界でも私が王族だった事を知れば、更に驚くだろうね。)」
「あのな、ファラ……今の話を聞いて驚く所はそこなのか!?」
「ファラが驚いた事、そんなにおかしいか?メルディもレイスに妹が出来た事知って驚いたよ。」
驚
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ