第139話
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封印石のようにこの場で解放されるようだね……」
ジンとクローゼの会話を聞いたメルディは驚いた後クィッキーと一緒に不思議そうな表情で首を傾げ、メルディとクィッキーの様子に苦笑していたレイスは封印石がその場で解放されようとしている事に気づき、静かな表情で呟いた。そして封印石が解放され、光の中からそれぞれ先程ルーク達が戦った娘と青年が姿を現した!
「眩しかった〜………」
「何だったんだ、今の光は………?」
「ワイール!キール、無事でよかったな〜♪それにファラも、無事でよかったよ〜♪」
「クィッキー♪」
光の中から戸惑った状態で現れた娘と青年を見たメルディとクィッキーは嬉しそうな様子で二人に声をかけ
「メルディにクィッキー、それにキール……?え……ど、どういう事……?私、さっきまでリッドと一緒にバンエルティア号に乗っていたのに、どうしてファロース山に…………え。」
「それは僕も同じだ………何でファラがアイメン―――いや、どうしてそれぞれ違う場所にいた僕やメルディ、ファラがファロース山にいるんだ………?――――!?な――――あ、あんたは……!」
メルディに声をかけられた娘は戸惑った様子で周囲を見まわした後ルーク達に視線を向け、ルーク達の中にいるレイスに気づくと呆けた声を出し、青年は娘の言葉に対して疲れた表情で指摘し、困惑の表情で周囲を見回した後娘同様ルーク達のの中にいるレイスに気づくと絶句し、信じられない表情でレイスを見つめた。
「久しぶりだね、ファラ。それにキールも。バリル城以来だね。」
「レイ……ス………?わ、私、夢でも見ているの………?」
レイスは優し気な微笑みを浮かべて娘と青年に話しかけ、レイスに話しかけられた娘は戸惑いの表情で呟いたが
「夢じゃないな。レイス、本当に生き返ったよ、ファラ♪」
「メルディ……それじゃあ、本当にレイスが生き返ったの……?」
「ハハ、厳密に言えば”生まれ変わった”というべきなんだけどね。」
「”生まれ変わった”だって!?それよりも、死んだはずのあんたがメルディと一緒に僕達の目の前にいる事といい、その人達の事といい、一体どうなっているんだ……!?」
メルディの指摘で信じられない表情で自分を見つめる娘の言葉に苦笑しながら答えたレイスの答えを聞いた青年は驚いた後困惑の表情で声を上げた。するとその時娘はレイスに抱きつき
「ア、アハハ……何がどうなっているのか、まだ……よくわかんないけど………よかった………レイスが……生き返って………本当に……よかった………う、ううっ……うわあああああああん……っ!」
「ファラ………」
そしてレイスの胸の中で大声で泣き始め、娘の様子に目を丸くしたレイスはすぐに優し気な微笑みを浮かべて娘が泣き
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