~dinner~
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
−「ふわぁ……。ちょっと昼寝するか…」
「あんた最近すぐ寝るわよね。何かあるの?」
「ESS−つまり、なったとき。脳をフル回転させているわけだからその分、大脳にかかる負担が大きくなる。だから、長時間ESSになったときは長時間の眠りを必要とする。短時間の場合は少しの仮眠でいい」
「へー。めんどくさい体質ねぇ」
「まぁ、な。と言うわけで、寝る。夕飯前には起こしてくれ」
「はーい」
………………………………
「彩斗、夕飯の時間よ!」
「ん……はーい」
「今日の夕飯はどうするの?」
「たまにはファミレスでも行くかな」
「ずいぶん唐突ねぇ。誰か誘うの?」
「ん、誘ったほうがいいのか? 」
「どっちでもいいわ」
うーん…としばし考え、ケータイを開き、メールを送る。
「誰にメール?」
「レキと白雪、理子にキンジだ」
「よくメルアド知ってるじゃない」
「レキは強襲科のペアだった時があってな。キンジは武偵中の頃に。理子と白雪にはしつこくせがまれた」
「ふーん」
一斉送信。
「じゃあガ○ト行くぞ」
………………………………
幸い、男子寮の近くだったのでそんなに時間はかからなかった。
「おーい、キンジー!」
「彩斗、…………アリアもか」
「何であたしを見てイヤそうな顔するのよ」
「……何でもない」
何でもなくないだろ。トラウマか?
「他は?」
「理子と白雪だけだ」
「あれ、レキはどこにいるのよ」
たしかに。
「……?お前らの後ろにいるぞ 」
「え?」
振り返ってみると…うわっ、いた。気配無さすぎだろ。
いつものごとく、ドラグノフを肩にかけ。ボーッと斜め下虚空を見つめている。
「いるんなら声くらいかけろよ…」
その後、10分待たされた。
「お待たせー!」 「すみません、遅れちゃいました!」
…なんだこの違い。例えれば、 理子<白雪 の状態だ。
「白雪、あんたは許す。理子!散々待たせといてお待たせはないでしょ!?」
バギュギュン!!
うわっ!撃った…
「ちょっ、アリア!待って!これには訳が―」
「うるさい!!!」
―「先に入ってるか…」
「だな。レキ、白雪 行くぞ」
こくり。「はい!」
……
「いらっしゃいませー。何名様のご利用ですか?」
「6人です。後の2人はそのうち来ます」
「承知しました。ではこちらへ」
と言って、ウェイトレスさんが案内してくれる。
「ご注文が決まりましたらお呼び下さい」
―「キンジ、白雪、レキ。何食べる?」
「そうだな……」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ