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緋弾のアリア ~とある武偵の活動録~
~dinner~
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と考えるキンジ。

「うーんと……」

同様に白雪。

「何でもいいです」

とレキ。

俺は……これにしよう。


―数分後。

「白雪、メニュー決まったか?」

「うん。これを頂きます 」

カキフライ定食…へー、こういうのか。

「キンジ、決まったか?」

「これだ。茸のパスタ」

へー。良いじゃん。

「お前は?」

「俺はチーズハンバーグ、だ」

「ハンバーグか、いいな。レキは?」

「何でもいい、らしい 」

「へー……じゃあこれでどうだ?」

とあるメニューを指差して言う。そこには―

「自信のある方どうぞ、大盛りハンバーグセット。
5000円、20分以内に完食出来れば無料……大食い!?」

ニヤリ、とキンジが笑う。どう見ても3kgくらいの量あるんだが…………

「よし、その代わりレキが完食できなかったら代金お前持ちな」

「分かった……え?」

(。-∀-)/ (;・ω・)

契約完了。さてどうなるか…

………………

「レキのご飯遅いなぁ……」

俺がボヤく。

「そりゃな。大盛りだから当たり前だろ」

俺とキンジ、白雪が頼んだものは作られてきた。
みんな食べちゃったし、あとはレキだけだ。

「遅いって言えば…理子ちゃんとアリアは? 」

白雪が言う。

「あー……忘れてた」

ピロリン。

―? 俺のケータイか……

画面を表示させると……メール…アリアか。

『食事っていう気分じゃないから帰る』

「……アリア、帰るって」

「えぇ?……理子はどうするんだ」

「分からん。連絡が無いってことはそのうち―」

♪〜

ケータイから着信音が流れる。

電話…理子だ。

「もしもし?」

『あっ、あっくん?ゴメンねー、ちょっと用事が出来ちゃって……行けなくなっちゃった』

「そうか、それなら仕方ないな。…そのかわり、次の時には来てもらうぞ?」

『うん!それじゃ、まったねー』

ガチャっ…ツー ツー……

「理子ちゃん、来れないの?」

「……みたいだ。アリアもダメだし」

―「お待たせ致しました、大盛りハンバーグセットでございます。20分以内に完食出来れば無料ということなので、計測の方はこちらでさせていただきます」

と言って、ウエイトレスさんがストップウォッチを手にする。

「それでは、準備は宜しいでしょうか?」

こくり。

「用意……スタート!」

カチャッ…… レキが、フォークとナイフを手にする。
ハンバーグを切り、パクっ、食べる。

ひょい、パクっ。 ひょい、パクっ。


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