暁 〜小説投稿サイト〜
東京レイヴンズ 今昔夜話
エイリアンVS陰陽師 宇宙人がなんぼのもんじゃい! 4
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につければ死を免れるといわれる霊符。致命傷を受けたさい身代わりになってくれる)
 装飾2・大山猫石(すべてを見通すボイオティアの大山猫リンクスの眼といわれる石。相手の動きを見極める力が備わることで必殺率が上昇)

「無敵のパーティ出発です!」

 土御門夏目
 武器・丹塗りの弓(三輪山の大物主神が姿を変えたものといわれる朱に塗られた弓……の模造品。雷光の矢を発する)
 防具・紫寿仙衣(兵を禁じる術のかけられた衣。武器による攻撃を避けやすくなる)
 装飾1・五雷牌(五雷号令、総召萬霊と刻まれた札。木気と金気による攻撃を半減)
 装飾2・紅蝠(幸福を意味する紅蝙蝠のお守り。中国語で紅は大、蝠は福と同じ発音。持っていると良いことが起こるかも?)

「こんなに盛らなくてもあいつらたいして強くないし楽勝だと思うけど」

 大蓮寺鈴鹿
 武器・葛玄扇(左慈の弟子で水に関係する呪術を得意とした葛玄の扇)
 防具・紅綬仙衣(呪を禁じる術のかけられた衣。呪術による対する抵抗を高める)
 装飾1・ソロモンの指輪(六芒星が刻まれたソロモン王が魔神を使役するために使った魔法の指輪……の模造品。式神を使役するさいの霊力消費が半分になる)
 装飾2・雨夜眼鏡(目の守り神である雨夜尊の霊力を宿した眼鏡。視力を大幅に増やし、暗視や遮光の効果も持つ)

 などなどなどなど…………。





「……そ、それじゃあさ夏目」
「はい?」
「鈴を鳴らすの、いいかな?」
「あ、そうですね。わかりました」
「へ〜、夏目っちはまだ処女なんだ」
「うぼぉあーッ!? な、な、なんですか急に鈴鹿さんっ」
「べつにー、もしやっててもあたしが鳴らしてあげるから安心して」
「やってません! 私と春虎はそんな破廉恥でふしだらな関係なんかじゃありませんっ」
「……なんでこんな恥ずかしい設定にしたんだか……」

 すでに日も落ちた。三人は中津川学園へとむかう。





チリーン――チリーン――チリーン――。

 肌にまとわりつく夏のじめつく夜気の中を涼やかな清音が響く。
 プールの縁に立って夏目が鈴を鳴らしているのだ。すると、プールの水面に淡く光る大きな円が浮かび上がる。隠れ里へ通じる門だ。
 門に飛び込み、潜っていくと、やがて底のほうにぼんやりと光が見えてきたので、それにむかって泳ぎ続ける。
 すると唐突に水面に浮上していた。
 緑にかこまれ、清らかな水を湛えた綺麗な池。
 プールの水面が異界の池の水面へとつながっていたのだ。

「……すげぇ、本当に着ちまった」
「空気が澄んでいて美味しい。古き良き日本の田舎って感じです」
「フィトンチッドはいいけど田舎はきらいよ、虫が多いから」

 里はすでにエイリアンに占領
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