暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1889話
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――革グローブとかは使ってるが――戦っている真田だ。
 召喚器以外に、魔法媒体を持っていてもおかしくはないのだ。
 ……ただ、問題なのは真田にどれくらいの魔法の素質があるかという事だろうが。
 また、真田の性格を考えれば、折角魔法を習得しても使わないという事は十分に考えられる。

「俺はいらん。魔法の修行をするくらいなら、身体を鍛えた方がいい」

 案の定、真田の口からはそんな言葉が出る。
 まぁ、実際真田にとってみれば、魔法というのはあまり好まない代物なのだろう。
 ネギま世界であれば、身体強化魔法とかあるんだが……その辺りが初心者用の教本に載ってる筈もないし。
 そうなると、ホワイトスターに繋がるのでなければ自力でその魔法を開発する必要がある。
 ネギならまだしも、真田にそんな真似はまず不可能だろう。
 であれば、真田が自分の訓練に力を入れたいという気持ちは分からないでもない。

「私も、出来ればアルマーの使っている魔法を覚えたいのだがな。何にしろ、時間がない」

 その言葉に、うわぁ……といった表情を浮かべる。

「桐条君は、生徒会長の仕事もあるからね。生徒っぱい頑張って貰わないと」

 ……精一杯と生徒を掛けたのか? ちょっと無理があるような気がするんだが。
 今までのやり取りを聞きながら、ようやく口を開いた幾月だったが、その内容がこれじゃなあな。
 部屋の中が寒い……それこそ少し前の季節に逆戻りしたかのような光景に、幾月以外の面々は思わず溜息を吐くのだった。
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