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転生とらぶる
ペルソナ3
1889話
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こういうのは自慢するような事じゃないが、俺の場合は今までが今までだから、友人ってのが少ないんだよ」

 その言葉に全員が納得した表情を浮かべるが……ゆかりとそれ以外の面々では、納得の意味合いが違うだろう。
 ゆかりは俺が異世界から来た存在であると知っているが故に、友人が少ないというのは何となく理解し、それ以外の面々は俺がペルソナとは違う技術体系を持つ裏の存在だからこそ、友人が少ないと……そう理解したのだろう。
 まぁ、友人が皆無という訳ではないんだけどな。
 だが、某エンデュミオンの鷹を始めとした友人は、あくまでも俺がシャドウミラーの一員としての存在だからこそだ。
 それに比べると、順平は俺を同年代の一般人として認識してくれた相手だ。
 そういう意味で、俺がどこか順平を甘く見てしまうというのは、おかしな話ではないのだろう。

「アクセルの考えが分からないでもないけど……結果として、それが順平の態度をあのままにしている理由なんじゃないの?」
「かもな」

 一応寮での模擬戦や、タルタロスでの模擬戦といった具合に、順平の伸びた鼻をへし折るといった行為は行っている。
 だが、それでも俺にどこか甘さがあったのは、間違いのない事実なのだろう。

「伊織については、こちらでも手を回しておこう。それより、実力を伸ばす件についてだが……アルマーの使っている魔法の習得というのは、やはり難しいか?」

 どこか雰囲気が悪くなったと考えてか、桐条がそう話題を変える。
 その話題に真っ先に反応したのは、予想外な事にゆかりだった。
 有里もいつもの無気力そうな様子ではなく、好奇心を浮かべてこちらを見ており、真田は近接戦闘ではなく魔法という事もあってか、あまり興味を向けてはいない。

「あの魔法については、初心者用の教本を渡しただろ? 正直なところ、あの教本に書かれている以上の効率的なやり方は、分からないぞ?」

 正確には魔力が充満している魔法球の中であれば、普通にネギま世界の魔法を勉強するよりも、効率よく魔法を習得出来る可能性もあるのだが……残念ながら、魔法球がない以上、そんな真似は出来ない。
 ……魔法球と言えば、技術班は今頃どうしてるんだろうな。
 幸いな事に、W世界の機体は向こうに置いてきてあるから、恐らく今頃W世界の技術解析を行っているんだろうが。
 ただ、W世界の技術で使えそうなのって、ガンダニュウム合金くらいなんだよな。
 ゼロシステム暴走の危険が高いし、MDはぶっちゃけメギロートとかの方がAIは賢いし。
 ああ、でもウイングゼロのツインバスターライフルの火力は……ただ、あれってエネルギー充電式なんだよな。
 動力炉から直接エネルギーを持っていくのなら、ブラックホールエンジンでエネルギー切れの心配はないんだが。

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