第三十話 返還と賠償の後でその六
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あ何処にあるんだよ」
「騎士団領の外のね」
そこのというのだ。
「山の中にあるんだ」
「山か」
「そう、その山の奥にね」
「アジトがあるんだな」
「もうそれこそ誰もわからない様な」
「そんな場所にか」
「あるよ、そこまで実はね」
笑いながらだ、久志に話すのだった。
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