第一章
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にさらに言う。
「こうして言ってね」
「服とかもなんだ」
「用意してるのよ」
「お節介だよ」
「じゃあもっとしっかりしなさい、あんたはいつもそうなんだから」
完全に主導権を握って言う姉だった、弟は言われっぱなしのまま百貨店に連れて行かれスーツ以外にも仕事で必要なものは全部買ってもらった。
そして恵利がトイレに行っている時だ、伸一は姉の夫である和人、背は伸一より十センチ程低く穏やかな顔立ちの三十歳の男性にこう言われた。
「伸一君にはいつもだよね」
「はい、子供の頃からなんですよ」
伸一は子供達を見ている和人に百貨店の中の休憩場所に並んで座ってジュースを飲みつつ話した。
「俺ずっと姉ちゃんにはです」
「あんな感じだね」
「親父もお袋も何も言わないんですが」
「恵利ちゃん、いや妻にはだね」
「ああなんです」
「僕にも子供達にもご近所にも凄く優しいよ」
和人は伸一に普段の恵利を話した。
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