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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
010話『覇王の記憶とシルビア』
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えるのは嬉しい事です。アインハルト、あなたは今までずっと苦しんでいたのですね」
先程のシホさんの雰囲気は一切なく口調もまるっきり変化していて記憶の通りの彼女だった。
「それではあなたは本当に……?」
「はい。私はシルビア・アインツベルン……かつてオリヴィエ殿下の力によって異界へと飛ばされてしまった本人で間違いありません」
「「「…………」」」
見ればノーヴェさん達も口をあんぐりと開けていて驚いています。
本当に初めて見たのですね。
「アインハルト……こうして出会えたのもなにかの縁です。ですからあなたに会わせたい人がいますのでもうしばらく待ってもらえませんか……?」
「会わせたい人ですか……?」
「はい。条件付きですがクラウス様とも会えるかもしれませんから……」
「…………は?」
クラウス様と会える? そんな、あの方はもうとうの昔に鬼籍に入っている。だから私という子孫があるわけですから本人に会えるなんて事が……。
「困惑するのは分かります。ですが信じてください」
シルビアさんのその瞳を見て本当の事なんだという思いを抱きました。
でも、クラウス様と会える……?
そんな奇跡でも起こらない限りは……私はそれで少しだけ考える事になりました。
そしてその後にシルビアさんはシホさんの姿に戻った後に、
「ま、そう言うわけだから少しの間、待っていてね。さ、それじゃ食事でもしましょうか。お腹、空いているでしょう?」
「あ、はい……」
「あと、オリヴィエ殿下にもだけどこの時代の聖王の子とも会わせたいから待っていてね」
「わかりました」
色々と知りすぎているシホさんの詳しい経緯を後で話してもらえることを祈りながらも私は皆さんと一緒に食事をした後に、警察署に行って色々と反省文を書かされました。
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