第二十幕:ふたつの虹の大切な夢
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、絞らないと眩しすぎるか・・・」
写真機の絞り/露出を調整する・・・急に明るく眩しくなった太陽に写真機と目が追いつかない・・・。この感覚・・・どこかで・・・天美さん!?
天美さんが居ると、急に明るく楽しくなる事と、今の太陽とが重なった。
時崎「天美さんって、太陽みたいな女の子だな・・・」
心桜「あたしが何!?」
時崎「え!? うぉあっ!」
心桜「おはよ! お兄さん!」
時崎「ああ・・・お、おはよう・・・びっくりした!」
・・・いつの間にか天美さんが居た事に驚いた。太陽に照らされた天美さんは、いつも以上に輝いて見えた。
心桜「お兄さん、今日は早いね!」
時崎「あ、天美さん、いつから居たの?」
心桜「ん? たった今だよ! お兄さん、写真機にかぶりついてて全然気付かないんだから・・・隙だらけだねっ!」
時崎「すまない・・・朝日を撮ろうと思ってね」
心桜「そなんだ。今日ってなんか特別な日なの?」
時崎「いや・・・特には・・・ここで朝日を撮影してなかったなってだけで」
心桜「ま、特別な日でなくても、朝日はいつもと変わらず綺麗だからねっ!」
時崎「それには同意するよ」
心桜「あはは・・・あれ?」
時崎「どうしたの?」
心桜「昨日の花火の燃えカスがまだ落ちてる・・・」
時崎「本当だ。拾っておこう」
心桜「ん〜」
太陽に照らされて背伸びをする天美さんは、キラキラと輝いてとても魅力的だ。
時崎「天美さん!」
心桜「ん?」
時崎「そのままで、一枚いいかな?」
心桜「どぞー♪」
時崎「ありがとう!」
俺は背伸びをする天美さんを撮影した。
心桜「ありがと! お兄さんっ!」
時崎「こっちこそ!」
心桜「そうじゃなくてさっ!」
時崎「え!?」
心桜「あたしの事、太陽みたいだって思ってくれて!」
時崎「あっ・・・」
心桜「それじゃ! またねっ!」
天美さんはそう言うと、風水へと掛けてゆく・・・。太陽みたいな女の子・・・聞かれていたか・・・そう思うと、急に恥ずかしくなってきた・・・。天美さんがすぐ風水に戻ったのは・・・恐らく天美さんなりの・・・改めて自然な気遣いができる人なのだと思う。そんな天美さんと、より明るく輝いている太陽を重ねながら、撮影を続けた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「あ、柚樹さん☆」
時崎「おはよう! 七夏ちゃん!」
七夏「はい☆ おはようございます☆」
・・・今日の七夏ちゃんも、普段と変わらず、元気そうで安心する。七夏ちゃんはお花に水をあげている・・・いつもの事なのだけど、まだ普段の七夏ちゃんをそれほど多く記録はしていなかった。
時崎「七夏ちゃん、一枚いいかな?」
七夏「え!? あっ! はい☆」
時崎「ありがとう!」
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