暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第19話 伝説の美食屋現る!フグ鯨を捕獲せよ!!
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ると水の透明度がよく分かる、まるで空を泳いでいる感覚だ。
(祐斗、こっちだ)
イッセー君とココさんの後を追って泳いでいくと二人が急に止まった。
(イッセー君、どうしたの?)
(見てみろよ、お目当てのフグ鯨がいたぜ)
イッセー君が指を刺した方を見てみるとそこには鯨ほどの大きさをした魚が泳いでいた。
(あ、あれがフグ鯨!?普通に鯨サイズじゃないか!)
(よーく目を凝らして見てみるんだ。どうやら今年は大当たりみたいだね)
ココさんに言われた通り目を凝らして見てみると目の前にいた大きな魚の正体に気が付いた。
(あれは……小さな魚が何匹も集まっているのか…?)
そう、僕が見た巨大なフグ鯨は何十匹ものフグ鯨が集まって出来たものだった。凄い数のフグ鯨だね。
(さてここからが本番だ。フグ鯨はほんのちょっとした刺激で直に毒化してしまう。まずはこちらの気配を消して近づくんだ。見ていてくれ)
ココさんはゆっくりとフグ鯨に近づいていく。そしてココさんは懐から何か道具を取り出した。
(イッセー君、あれは何?)
(あれはノッキングガンのデリケートタイプだ。刺激に弱い動物や一瞬の緊張や痛みで肉が劣化してしまうような猛獣に使うんだ。フグ鯨はまさにデリケートな生き物だからな、一瞬でツボをつかなくちゃならねえ)
ココさんはノッキングガンを構えながらフグ鯨一匹一匹を見て回っている。
(イッセー君、ココさんは何をしてるの?)
(ココ兄は今フグ鯨を見て警戒心が薄い個体を探しているんだ)
目で見ただけで警戒心のない個体が分かるのかな?そういえばココさんは電磁波も見えるって言っていたからそれが関係してるのかな?
(…こいつがいいな)
ココさんは近くを泳いでいたフグ鯨にゆっくりとノッキングガンを構える、そして……
パシュンッ
ノッキングガンから針が出されフグ鯨に刺さった、そしてフグ鯨がゆっくりと動きを止めた。
(ノッキング成功だ!流石はココ兄、見事なもんだぜ)
どうやらココさんはノッキングに成功したらしい。
(ふう、上手くいって良かったよ)
ココさんは網の中にフグ鯨を入れてこちらに泳いできた。
(祐斗くん、君も良かったらフグ鯨を捕獲してみないか?)
(え、僕がですか?)
(ああ、君がよければだけど…)
(は、はい!やらせてください!)
ココさんからノッキングガンを借りた僕はココさんと同じ要領でフグ鯨に接近する、だがフグ鯨はちょっと指先が当たっただけで紫色に変色した。
(えっ、もう毒化したのか…!?)
(祐斗くん、フグ
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