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ルヴァフォース・エトランゼ 魔術の国の異邦人
シーホーク騒乱 8
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なの……はじめて、見ました、わ……なんといか……その……お下品ですけれども……フフ……私ったら、濡れちゃいます……アッ! ああッん」
 
 エプロンドレスにロングスカート。彼女が身にまとっているのは地味で貞淑な侍女の装い。
 それゆえにいっそうその行為の卑猥さを際立たせた。

「しかもッ! あんな方法で《汚れの悪魔》をッん、たおすだ、なんて、あっ、あああっ、ンンっんン。あんなのっ、あんなことされたら、私ッ!」

 おのれの身に備わった高い不死性。それすらも無力化させる可能性を秘めた、エレノアの予想だにしなかった【ライフ・アップ】をもちいた秋芳の戦術。
 
「斬ったり、刺されたり! 癒したり! 燃やしたり、凍らせたり! 癒したり! アはアンっ! 斬る! 癒す! 刺す! 癒す! 燃やす! 癒す! 凍らす! 癒す! 攻める! 受ける! 攻めて受けて癒して! 攻め受け癒す! 攻め! 受け! 攻め! 受け! 攻め! 受け! 攻め! 受け! リバァァァァァァス!!!!」

 髪を振り乱してよだれを垂らし、白目を剥いて自慰に耽るその淫乱な様にはもはや、女王付き侍女長兼秘書官としての怜悧な姿は微塵も残っていない。

「ああン、いっちゃう★」 

 秋芳との戦いを、殺し殺される様を妄想し、エレノアは果てた。
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