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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第18話 激突!デビル大蛇!唸れ5連釘パンチ!!
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やっているんだ。守ると言っておきながら……」


 先輩は悔しそうに手を握っている。いくら先輩でもデビル大蛇を相手にしていたら気が付くのは遅れてしまうだろう。


「……イッセー、ここは私たちに任せて頂戴」
「リアスさん!?」
「部長!?一体何を!」


 部長の突然の言葉に全員が驚きました。




sede:イッセー


 俺はリアスさんの言葉に驚いていた。何故ならこの危険な洞窟を俺やココ兄抜きで行くと言っているようなものだからだ。


「駄目だ、あまりにも危険すぎる!」
「分かってる、でも私たちじゃあデビル大蛇には適わないわ。でもココさんだけでも分は悪い……ならここは二手に分かれてアーシアを追う方がいいと思うの」


 リアスさんの意見は正論だ、このままではアーシアの身が危険だ。今すぐに俺が追いたいがデビル大蛇に背中を向けたら殺されてしまう、でもリアスさんたちがアーシアを追えば俺とココ兄でこいつを足止めできる。だからその提案が一番いい選択だと頭では理解できる。


(だがリアスさんたちだけでは…!)


 この洞窟には他にも危険な猛獣が存在している、もしかしたら他の個体のデビル大蛇がいるかも知れない。いくらリアスさんたちが強くなったといえデビル大蛇に勝てるはずがない。そんな危険地帯に仲間を行かせることは……


「イッセー君、僕たちは仲間だ、アーシアさんだって同じこと。だったら助けに行くのは当然の事だろう?たとえ危険な場所であろうと僕は仲間を助けに行きたい」
「私たちは貴方に鍛えてもらったんですもの、逃げることくらいなら出来ますわ」
「それに私たちは危険を承知でここに来たの。だから貴方だけが全部背負うのは止めて、もっと私たちを頼ってほしいの」
「皆……」


 俺はどうすればいいんだ?皆の覚悟は本物だ、でも万が一誰かが死んでしまったら……そう考えると体の震えが止まらない。偉そうなことを言っておきながら俺は誰かを失うのが怖くて仕方ない…


「先輩」


 小猫ちゃんがそっと俺の右手を自身の両手で包み込むように握った。


「小猫ちゃん?」
「先輩、私たちを信じてください。私たちはまだ弱いです、でもそれでも貴方の力になりたいんです。だからお願いします、私たちを信じて……」


 ……俺はやってるんだろうな、自分一人で全部背負おうとして皆を唯守る対象としか考えてなかった。それじゃ対等ではない、時には仲間を信じて送り出すことも必要なんだ…!


「分かった、不甲斐ない俺に代わってどうかアーシアを助けてくれ!」
「はい、勿論です!」


 俺は皆にアーシアの事を任せてデビル大蛇に向かっていく。因みにティナだけは後ろに下がっていてもらっている
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