第三十二話 皇帝の忙しい10月
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陛下が来て下さった、昨日一日ラインハルトとジークの事を考えていて悲しくなってきました、
其処へ陛下が来て下さった。
「陛下ご機嫌麗しく」
「そちは疲れておるようじゃの」
判るのですね。
「どうしたのじゃ」
「陛下大したことではございません」
「弟の事じゃな」
陛下も知っておられる。
「陛下そうでございます」
「予も先ほど聞いたのじゃ、そちの弟が爵位もない貧乏貴族と虐められているとか、その為に放校処分寸前とか」
「陛下」
「アンネローゼよ予に任せよ、爵位がないというのであれば予が下賜しようぞ」
「陛下其れでは他の方が」
「心配するでない予が良いのじゃ、国務尚書には言わせん」
「陛下」
「幼年学校も心配するでないぞ、アンネローゼ予に任せよ」
「陛下もったいお言葉です、弟に代わり御礼いたします」
「ハハハよいよい」
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リヒテン爺さん達完全に陛下の変化をグリューネワルト伯爵夫人のせいだと思ってます、その為テレーゼは安全に。
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