暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
番外編061話 その頃の技術班 後編
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
動かすのは……アクセル代表の場合、簡単にやってしまいそうだと思うのは、俺だけか?」

 その言葉に、他の者達が揃って苦笑を浮かべる。
 普通に考えれば、ヒュドラ6基を含めてT-LINKシステムを使った機体制御を行っているのだ。そこに1本の尻尾ならともかく、9本も追加されれば到底どうしようもないように思えるのだが、それでもアクセル代表なら……と、そう思ってしまうのは、今までアクセルの人外染みた能力をこれでもかと見せつけられてきたからだろう。

「……で、えーっと、他に追加する機能だけど、他に何かありませんか?」

 アクセルの事を考えると色々と例外だらけになってしまうのを、セシルも理解しているのだろう。
 話題を変えるように、そう告げる。
 だが、やはり尻尾がヒートロッドになっているという構造そのものが新しい機能を考える上で厄介になっているのか、これといったアイディアが出てこない。

「ヒートロッドに電撃を纏わせるとか? 相手の電子機器にダメージを与えるように」
「……熱で相手を溶断するヒートロッドに、そんな機能を付けても意味ないんじゃ? ましてや、ウルドの糸がある以上、相手の電子機器を麻痺させるのは難しい話じゃないし」
「やっぱりバラバラになれるように……」
「だから、それは却下されただろ」
「ヒートロッドを構成するところに、フレイヤを組み込むとか?」
「そんな危険な真似が出来るか!」

 その後も幾つかのアイディアは出るものの……結局そこまで大きなものはなく、今日は一旦解散となり、それぞれで色々と考える事になるのだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ