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転生とらぶる
ペルソナ3
番外編061話 その頃の技術班 後編
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ートロッドの熱エネルギーは動力炉から直接引っ張ってきてるんだろ? だとすれば、ファントムみたいにバラバラにして使うとなれば、単純に打撃武器としてしか使えないぞ?」
「なら、いっそ節1つにつき、ある程度のエネルギーを溜め込む事が出来るようにするとか?」
「それはそれで面白そうだが、ファントムの劣化版になってしまうのは変わりないんだ。であれば、やっぱり他の機能を付けた方が……」
「待てよ? 基本的に尻尾はT-LINKシステムで動かすんだよな? なら、尻尾をこの設計にあるのよりも長くして、第3の腕として使ってみたらだろうだ?」
「第3の腕って……ヒュドラがある時点で通常の2本の腕の他に、6本の腕があるのと同様だろ? そこに更に腕を追加するのか? 尻尾だけど」
「……普通のパイロットなら無理だと思う。けど、ニーズヘッグを操縦してるのはアクセル代表だぞ? しかもT-LINKシステムを使っての操作となれば、尻尾を自由自在に動かせても、おかしくないと思わないか?」

 その言葉に、技術者達が――セシルも含めて――黙り込む。
 技術班にいる者達は、色々な意味で飛び抜けている。
 だが、そんな技術班の者達の目から見ても、アクセルという存在は異常なのだ。
 ここにいる技術者は、当然のようにT-LINKシステムがどのような物かをしっかりと理解しているし、それを使った機体制御がどのように行われているのかも知っている。
 しかし……それを知っているだけに、T-LINKシステムで機体の半ば全てを制御出来るという、アクセルの能力を信じられなかったのだ。
 勿論信じられないと言っても、実際に自分達の目で幾度となくニーズヘッグが動いているところは見ている。
 そうである以上、それを嘘だと言えはしない。
 それでも……それでも、ニーズヘッグの様々な機能をT-LINKシステムで操作しているというのは、目を見張るものがある。
 先程技術者が口に出した、多機能バインダーのヒュドラ。両肩の上に前中後を合計3基の合計6基。
 しかもヒュドラ1基につきビームサーベル兼ビーム砲が3門に、ファントムが8機、グレイプニルの糸、それ以外にメインウェポンが1つに、機能制限がされているとはいえ、テスラ・ドライブが1基。
 そんなヒュドラ以外にも、エナジーウィングやバリオン創出ヘイロウ、アギュイエウスの扉。
 それらを、T-LINKシステムを使って操作しているのだ。
 勿論普通の操縦システムもきちんと使ってはいるので、全てがT-LINKシステムを使ってという訳ではないのだが、それでも普通に考えればとてもではないが信じられない。
 そこに今更尻尾の1本を……と言われても、特に負担はないと判断出来る。
 そもそも、通常の状態でもT-LINKシステムを使って操作すると聞かされていたの
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