暁 〜小説投稿サイト〜
マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第31話(改2)<外洋へ>
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話

「この時代でも外洋は敵の勢力圏かっ!」

--------------------------------------
マイ「艦これ」「みほちん」(第3部)
 EX回:第31話(改2)<外洋へ>
--------------------------------------

 全員を乗せた機体は問題なく外洋へと出た。そして安定して水平飛行を続けている。
夕立がニコニコして言う。
「天気が良いっぽい!」

「来るときも、こうだったら良かったのにねぇ」
龍田さんが受ける。

それを聞きながら私は、晴天は普通なら喜ばしいことなのだが参謀の期待には反しているなと思った。

「皆、そのままで聞いてくれ」
技術参謀が立ち上がった。

「今回の計画について発案者である私から説明をしたいと思う」
艦娘たちは彼女を注視した。

(あ、そうか)
今更気付いたのだが今回の演習そのものは、本来の時代でも彼女が主導していたンだな。
技術参謀だからデータ収集とかも必要か。

一瞬、カメラを構えようとした青葉さんは、さすがに遠慮してメモの準備をしている。やはり彼女は興味深々だな。

青葉さんを一瞬見た参謀は特に(とが)めること無く話を続ける。
「大まかに言うと美保鎮守府の選抜隊がブルネイまで飛んで公開演習をする……というのが基本的な流れだった」

恐らく私も含めて全員が初めて聞く内容だろう。

(急に国家機密とか話すんじゃないだろうな?)
ちょっと心配になった。

「いずれ明らかになる内容だから敢えて伏せずに話そう。いまブルネイでは艦娘の量産化に向けた研究が進んでいる」
機内の艦娘たちは、ざわつき始める。

参謀は淡々とした表情で続ける。
「その詳細は追って司令からも説明があろう。私が言いたいのはそこではない。皆も気付いたと思うが、あの妙なブルネイの鎮守府のことだ」

艦娘たちは互いに顔を見合わせる。中には頷(うなづ)く者もいる。

「結論から言えば、我々は時を超えた……つまり、未来のブルネイへ来ていたのだ」
再びざわつき始める機内。

「静粛に、静粛に……」
技術参謀が手を上げると直ぐに静かになった。

彼女は腕を組んで言った。
「客観的に見た事実がそうだ。特に実際に相手と演習をした者が一番良く分かっているだろう?」

彼女は金剛姉妹を見た。二人は盛んに首を縦に降っている。
「ケタ違いっていうンですネ」
「装備も凄かったですよ」

これには誰も異論を挟む余地は無い……ていうか。

私は思わず口を開いた。
「参謀も見て折られたンですか? あの演習を」

彼女は私を見て笑う。
「この時代はモニターシステムが発達していてな……私が最初に居た病室にもモニタTVがあ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ