幕間03 御所の奉仕女官による童貞教育の始まり
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人だった母親似の随分整った顔立ちだと思うけど身長のせいか?
あまりイケメン扱いされないんだよなー無念。
「さて、伏見総長は童貞と聞きました真(まこと)でしょうか?」
「いきなり何を……」
「やはり。余裕のある東郷長官と違い。童貞特有の余裕のなさ。
そのような差が帝の御前にやましい気持ちを持ち込むのです」
「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」
思わぬ問いかけと断言に動揺し声がうわずってしまう。
「ならば試させてもらいましょう」
女官長が手を叩くと、若いおかっぱのメイド奉仕女官がやってくる。
「どちらにせよ。国家の重鎮が御所で性欲を抑えれるようでは問題です。
この奉仕女官がしっかりとご指導させて頂きます。よろしいですね?」
「……えっ? どういうことですか?」
いくらエロゲー原作とは言えあまりの展開に頭の理解が追いつかない。
「返事はハイかYESです。帝に貴方が童貞とご報告しましょうか?」
「あ、ハイ。それは止めて下さい。お願いします。何でもしますから」
それから奉仕女官に案内され御所を出て帝都の高級旅館へと向かった。
――――帝都の高級旅館――――
「それでは伏見様、さっそくですがご指導をさせていただきたいと思います」
高級旅館の客室の中は微妙な空気が漂っていた。
昼間にも関わらず和室には布団が綺麗に敷かれている。
先ほどの女官長ハルさんの話を理解する時間もあり流石に状況を理解した。
これからセックスをする相手が面と向かって嬉しそうに微笑みながら、
こちらを見つめて座っているのだ。緊張せずリラックスしろというのは無理だろう。
満州会戦で前世の記憶を取り戻してから1カ月以上経つが未だに僕は童貞だ。
そりゃあ、せっかくエロゲー世界に転生したんだからエッチなことはしたい。
手っ取り早く風俗に行くこともできたし、
お金も地位も家柄もあるんだから舞妓さんや芸妓さんを座敷に呼んで遊んだり、
それなりに職場(軍令部)の女性人気もあるみたいだから、
頑張れば彼女だってつくる時間はあったが……
せっかく原作ゲームの素敵な女性キャラがいるのに初エッチが風俗とかモブキャラで良いのだろうか?
とヘンに選り好みをして何一つ女性に手出しすることなく忙しい仕事に逃げていた。
つまり転生したのにヘタレはヘタレの儘だったのだ。
記憶を取り戻しても、さっそく手あたり次第にセックスするぜ!!
という某鬼畜戦士(ランス君)のような強烈な精神(メンタル)はノミの心臓には宿っていなかった。
お陰で欲望が溜りにたまっていた。ぶっちゃけ性欲が前世より強い気がする。
「あ、はい。よろしくね」
奉仕女官は和服の上にメイドっぽいエプロン姿と何とも萌
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