第七章 C.D.の計略
魔法使いと魔法少女たち
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「そうですね。美樹さんのおなかがもう限界のようですし」
「す、すみません・・・」
じゃあ俺はトラック回してくるから、それまでに腹埋めときな、とそう言い残し、退散する翼刀。
そんなこんなでお茶会が始まり、さやかの腹が埋められていく。
そうして満足するころには日もほとんど落ちてしまい、とりあえず荷物はまとめたのであとはトラックに載せて運ぶだけにまでしてから、皆は解散することとなった。
翼刀は、戻ってこなかった。
〜〜〜〜〜
部屋ではマミたちのお茶会が日始まった頃。
地下の駐車場に翼刀がトラックを駐車し、マンションのエレベーターへと向かっていた。
瞬間
「♪〜・・・・ごゥッ!?」
駐車場の柱を通り過ぎたその時、その陰から異様に太い腕が伸び、翼刀の頭を掴み取って引きずり込んだのである。
そして数秒して奇妙な音がし、物音は消え、その陰から二人の人物が出てきた。
その二人は何か言葉を交わし、そしてそのままその場を去っていってしまった。
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「よう!」
「あれ?蒔風さん!!」
今日は土曜日である。
久々の見滝原を、マミとともに歩くまどかたちの目の前に、蒔風が現れて手を挙げて挨拶をしてきた。
昨日の翼刀に続き、いきなりの登場にほむらは驚いた。
「いやぁ、「EARTH」ビルももう直ってきたし、ここらでぶらぶら遊ぼうかなって」
「アリスさんに怒られますよ〜?」
「俺はそれより自由を追い求める男だから」
「さらりと何言ってんだあんたは」
ケラケラと笑いながら、蒔風の言葉を流す杏子。
と、そこでほむらが疑問を向けて聞いた。
「あの、翼刀さん・・・は?」
その質問の瞬間、え?という顔を五人はほむらに向けた。
「―――!―――?」
その五人の表情に何か背筋の寒くなるものを感じた。
思わず目をそむけてしまったほむらだが、視線を戻すといつもの彼らと何一つとして変わりない。
あれ?と思っていると、蒔風が会話の続きを始めたのでそんなことはどこかへと吹っ飛んでしまった。
「あぁ、翼刀はあれだ。唯子に呼び出されちまってな。んで、俺があいつの代わりに手伝いに来たってわけ」
「そうだったんですか!」
「翼刀さんも忙しいものね」
「ま、しゃあねぇよな」
「あれ・・・・・でも今」
「いきなりそんな頼み事ブン投げてくるなんて、翼刀には今度何かおごってもらわにゃぁな」
「あ、あたし寿司がいい!!」
「じゃあ私
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