第七章 C.D.の計略
2月/バレンタイン
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「ちげーって!!今はもう足洗ってるって!!」
「詐欺師相手によく断言できるな」
「根っからの悪じゃないんだよ!!お前らと違って!!」
「その発言はあとで落とし前をつけよう」
「続きはよ」
「それで・・・・最初はカモだったけどしつこい男との別れ話に彼氏訳で連れてかれたりだとか、使い勝手の「いい奴」程度だったらしいんだけど」
「ふむふむ」
「いつからか「お礼」だとかで飯食いに行ったり遊園地行ったりしてそれでなんとなくそんな感じに」
「・・・・見ろ北岡。城戸だって自力で彼女を手に入れてるのにお前は何だ」
「クソッ!!」
「あれ?なんでいつの間にか蓮がこっちの味方に?」
「お前らの助けなんかもういいから!!自分で令子さん引っ張り出してやるからな!!」
ダダッ!!
『吾郎ちゃん!!車出して!!え?帰りに果物買ってく?フルーツパーラーやってる親戚に頼まれた?わかったから!!でもその前にOREジャーナルに行ってちょうだい!!』
「で、城戸。どこからが嘘だ?」
「はぁ?お前嘘だと思ってんのか?」
「え」
ポンポン
「ん?」クルッ、ムニ
「よっす!!真司!!」
「小学生かよ」
「・・・・おい。俺にも見えるぞ。変身してないのにカードを使うとはお前どうやった?」
「どこまで卑屈なんだお前は・・・・あ、こいつが彼女。霧島美穂」
「こいつとは何だよ!!せっかくその・・・チョコ持ってきたのに・・・」
「だぁ!悪い!!ごめんって!!」
「じゃあ旅行行こうよ!!ハワイとか!!」
「ハワイ〜!?ちょ、ちょっと遠くないか?それにお金も・・・・」
「じゃあランドでいいよ!!」
「む・・・それならまだ安いか・・・・」
(どっちも高いことに気付いていない・・・・元詐欺師ってのは本当か)
「あっ!もう時間だ!!行ってくるわ!!」
「待ちなよ真司!!上着とシャツがずれてるって!!待てコラァ!!」
「・・・・ますます北岡が不憫だ」
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「翼刀さん!!これ、チョコレートです!!」
「おぉ〜、本命?」
「まあ半分は。というか翼刀さんは憧れであってそういうのには見れないっすよ〜」
「そかそか。ありがたくもらっとくよ。マミちゃんによろしくね」
「「「「は〜い!!」」」」
「じゃあ私からもはい!!バレンタインチョコ!!」
「ああ、ありがとな。唯子」
「えへ〜。もっと撫でて〜」
〜〜〜〜〜
『こ
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