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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
2月/バレンタイン
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「アキのやつ、喜ぶわよ〜!」

「ええ、明久君の笑顔が見えるようです!!」

((一番は私だがな))


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そんなこんなで翌日!!!
決戦のバレンタインデイ!!

乙女たちの戦いが今、始まる!!!



「舜君!!はいこれ!!チョコレート!!!」

「サンキュ」

「パパー!これチョコレート!!はいっ!!」

「ありがとな。ん!旨い!!」



「・・・・舜君、なんで私のは食べてくれないの?」

「いやその・・・だってゴニョゴニョ」

「なに?」

「その・・・もっと眺めてたいというか」

「ひえ?」

「もったいないってことだ!!まだ食わん!!!」

「うわ、私の目の前でいちゃつき始めた・・・・」


「はい舜。これチョコレート。いつもありがとね」

「おー、フェイトサンキュー。アリシアは?」

「預かってるよ。三倍返しだって」

「うわあいつらしい・・・」

「今頃配りまわってると思う。ホワイトデーが楽しみだって」

「お返しのお菓子目当てかヨ」



「蒔風、いますか?」

「おー、愛紗たちじゃん。どったん?」

「全く・・・わかっているくせに聞くんですか?チョコですよ」

ジャキッ

「ん?後ろからなんかデバイスを構える音が。なのは〜?」

『なんでもないよ〜。うふふ〜』

「なんだ?・・・・で?もらうけど・・・・」

「「義理」チョコです!!!これは義理ですから!!!」

「お、おう・・・それは知ってるけど」

「では!!これから全身塗布してご主人様のところに行きますので!!」

バタン、シュタタッ!!

「・・・・焦りすぎだろ。とんでもないこと口走っていったぞ」



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「城戸!!お前仲介してくれ!!」

「はぁ!?なんで俺がアンタのために」

「令子さんを食事に!!今年こそ!!今年こそ!!」

「協力してやれ、城戸」

「蓮まで!?」

「毎年毎年うるさくてかなわん。北岡、お前もお前だ。バカに頭を下げるなんて、お前らしくもない」

「すでに彼女のいるアンタにはわからないでしょ。この苦しみ」

「そうだな」

仮面ライダー龍騎勢・・・というと、もっぱら龍騎/城戸真司、ナイト/秋山蓮、ゾルダ/北岡秀一の三人を指す。
そしていま、彼らが話し合っているのは北岡の恋愛事情である。


出会ったその時
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