第七章 C.D.の計略
2月/バレンタイン
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て私が綺堂唯子!!」
「「「「それは知ってる」」」」
「そして今日は特別講師に、天海春香さんに来ていただきました〜!!」
「どうも!!こんにちわ、天海春香ですっ!!」
「「うわぁ!?ほ、本物の春香ちゃんだァ〜!?」」
一気に点呼をとり、そして勢いで春香を紹介する唯子。
彼女も彼女で、案外人脈は広かったりするのだ。
人気絶頂中のアイドル、天海春香を目の前にして興奮するさやかとまどか。
思わずちゃん付けで呼んでしまい、とっさにさん付けに変えてしまったりなんて呼ぼうかなんて慌ててる。
だが、ほむらと杏子はというと
「えっと・・・・?」
「お、テレビに出てる人じゃん」
と、片やよくわかっておらず、片やドライな反応だった。
「ほむらちゃん、反応薄いね?」
「し、仕方ないでしょ。私、芸能とかそういうの疎いんだから・・・・」
「杏子はまあ・・・そういうの興味なさそうだからね〜」
「いや?知ってるぞ?」
「にしては反応うっすいじゃん!!」
「うぐ・・・は、はっきり言わないで・・・」
「あ、ご、ごめんなさい春香さん!!」
ほむらは長い時間をループしており、そのさなかでそんなことにうつつを抜かしている場合ではなかったために知らなかったという。
対して、杏子は
「テレビに出てようと、誰にも知られていなかろうと、人は人だ。珍しいも何もないね。私はただ目の前の一人をまっすぐにみるだけさ」
「おぉう・・・・なんか宗教っぽいことを」
「元々そういう出だからね」
らしい。
杏子ちゃんマジ聖女。悪いが異論は認めない。
「こらこら。あんまり騒がないの。隣でマミちゃん勉強してるんでしょ?」
「「「は〜い」」」
騒ぐ彼女たちを諌める唯子。
さすがは先生である。
そう、巴マミは現在中学三年生。
そして、見滝原中学は付属学校ではない。
とすれば、彼女は俗にいう「受験シーズン」真っ只中。しかも今日は2月中旬。
前期入学試験は終わったが、少ないとはいえまだ後期が残っているのだ。
「それにあんまりドタバタしてると、ボウルとかひっくり返しちゃうからね〜」
「あ、それは大丈夫です!!私いっつもコケるけど、お菓子作りは失敗しないので!!」
「それはそれでどうなんだ?」
あははは〜と笑いながら、さて作りますかと動き始める。
「でも唯子さん。それだけのお砂糖とか、今日中に使い切るのは無理ですよ?」
「大丈夫です!!これもう空だから!!」
「え」
「色々溶かしたり煮詰めたりして凝縮させたのはこちら!!」
「うわすごい」
「さあ!!あっまあまでキ
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