第七章 C.D.の計略
1月/お正月
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「さてと・・・・ケーキも食った。プレゼントも渡した」
「そばも食べた!!とくればあとは!!」
「ああ・・・・初日の出だな!!」
「は?お年玉は?」
「は?」
〜〜〜〜〜
「お年玉ちょうだいよ翼刀ー!!」じたばた
「ばっかお前今いくつだよタメなのに何であげなきゃいけないんだよゴラァ!!!」
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「じゃあ行くか、初詣。準備できたー?」
「ばっちり!!」
「レッツゴー!うわ、さむぅ」
朝起きて、餅食べて。
とりあえず向かったのは初詣。
とはいえ、蒔風はどこに行こうかと小一時間悩んでいた。
「雛見沢まで行って古手神社か、かがみ&つかさの鷹宮神社か、裕理んちの八衢神社か、観鈴のところに行っての神社か・・・」
そして、今もまだ悩んでいた。
とはいえいったん外に出てしまった。
寒さにこれ以上耐えるのは苦行でしかないため、さっさと選んでしまうことにする。
「じゃあ・・・ここで」
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パンパン。
ガラガラガラガラ・・・・・
「甘酒ありますよー!」
「あっこら!!太転依イジメちゃだめだよー!!」
がやがやとにぎわう八衢神社。
そこで甘酒を配って回るましろに、子供を注意するバイトのアメリ。さらにお汁粉を作っている小鳥遊ゆみなの三人が、せわしなくテントの下で動きまわっていた。
当の裕理はというと、父親の手伝いで神事をこなしている。
霊力あらたかな、しかも太転依という存在もいるために、こうは言っては何だが集客率は高い八衢神社。
「ガッポガッポだな。老後は安泰だ」
とか何とか、大声で笑いながら豪語できるあたりが、彼の父・裕導の人柄か。
「まだ日も昇ってないのに・・・・あ、はい!!甘酒ですね!!どうぞ!!」
「毎年こんな感じですねー」
「そうだねー」
「わ、私も慣れてきました」
とはいえ、太転依の存在が明らかになっていたのは元の世界から変わらない。
ただ、世界が結合したここ二、三年で爆発的に増えた、ということだ。
ましろとアメリはすでに慣れており、身体の弱いゆみなも馴染んできたようだ。
ただ、手伝いの巫女さんは彼女たちだけではない。
当然ながら、今日が初めての者もいるわけで
「えっと、甘酒の材料尽きそうなのでとってきますね!!」
「あ、はい。よろしくおねがいしまーす」
そういって走り出したのは
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