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ラブライブ!サンシャイン!! Diva of Aqua
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れた〜!」
「本当、夜絵は体力無いわね」
「その方が可愛くない? なんか守ってあげたくなるような感じしない?」
「……そういうキャラを演じてるの?」
「まさか! 私の体力が全然無いことぐらい知ってるでしょ!」
「まあね」
一曲の演奏が終わったあとは、こうして冗談を交えながら雑談を始める二人。夜絵は鞄から市販のミネラルウォーターを取り出して水分補給と同時に喉を潤しながら、二人は充実した時間を過ごしていた。
「ねぇ梨子。ひとつだけ言いたいことがあるんだ」
「ん? 何なの?」
梨子は夜絵の次の言葉に耳を傾ける。スクールアイドルへの加入を頑なに拒否する理由を説明するのだろうか、梨子はそんな予想をひていた。
しかし夜絵の口から出てきたものは、それとは別の事柄であった。
「あの日、コンクールを観に行けなくてごめんね」
予想外の言葉に梨子は言葉を失う。半年ほど前、夜絵は梨子のピアノコンクールを観に行く約束をしていた。しかし夜絵はコンクールを観に来てくれなかったのだ。
「そんなこと、別に謝らなくてもいいのに。その時の夜絵の事情は知ってるから、私は気にしてないよ」
「でも、観に行けなかったのは本当のことだし……それに梨子、それから来なくなったから……私、梨子に嫌われちゃったと思って」
夜絵の言葉が微かに震えだす。それだけ夜絵にとって、梨子のコンクールを観に行けなかったのは心残りだった。
「バカね。そんなことで私が夜絵のこと、嫌いになったりしないわよ」
「梨子……っ」
梨子の言葉に感極まり、夜絵の瞳から涙がポロリと零れ落ちる。ずっと心に残っていた罪悪感が、たった今晴らされたような気分であった。
「ねぇ夜絵、もう大丈夫なの?」
「……うん、大丈夫……っ」
涙で声が詰まりながらも、夜絵はハッキリとそう答える。それを聞いて梨子はホッと安堵の表情を浮かべた。
「私ね、また夜絵に会えて嬉しい」
「そんなの、私も一緒だよ……っ」
「また夜絵と一緒に放課後にこうしてピアノを弾いていたいの」
「私もだよ……!」
「でもね。スクールアイドルを始めたから、前みたいにできないの」
「そっか……そうだよね……」
ガッカリといった様子で肩を落とす夜絵。以前のようにこうして音楽室でピアノを弾いて過ごす時間を作るのは難しい。それは夜絵だけでなく梨子にとっても悲しかった。
そんな梨子は、夜絵にある提案をした。
「うん。だからね、今度は夜絵と一緒にスクールアイドルがしたいの。スクールアイドルになってから、毎日が楽しくてキラキラ輝いてる。夜絵も一緒だと、もっと楽しくて
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