暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!サンシャイン!! Diva of Aqua
再会
[6/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
小さすぎて届かなかった。耳に手を添えて聞こえないと夜絵は表現する。
「スクールアイドル!」
「梨子が……アイドル……? ぷっ……あははっ、あはははははっ!」
梨子がスクールアイドルをしているということを聞いて、夜絵は腹を抱えて盛大に笑い出した。
何か他の楽器でも始めたのかと思いきや、まさかのスクールアイドル。夜絵のなかにあった梨子のイメージとはかけ離れている。梨子がステージで歌って踊っているところを想像すると、笑いが止まらない。
「な、なによ! そんなに笑わなくたっていいじゃない!」
「ぷくくっ……いやぁ、ごめんごめん。うん、梨子は可愛いからピッタリだと思うな!」
「か、かわっ……!?」
可愛いと夜絵に言われて狼狽える梨子。しかし夜絵にからかわれていると気づき、プクッと?を膨らませた。
梨子にジト目で睨まれている夜絵だが、そのことを気にも留めずに、更に梨子にある提案をした。
「ねぇ梨子、練習見に行っていい!?」
浦の星女学院の屋上に立ち入る生徒は少ない。そもそも屋上が立ち入り可能な場所であることを知っている生徒が少ないので、誰も屋上へ近づこうとしない。
そんな屋上に十人の女生徒の姿があった。九人は浦の星女学院の誇るスクールアイドル――
Aqours
(
アクア
)
のメンバー。一人は今日浦の星にやって来たばかりの転校生。
「椎名夜絵です、今日はスクールアイドル部の練習を見学に来ました!」
夜絵の軽い自己紹介にメンバー達からは拍手が沸き起こる。温かい歓迎ムードの中、梨子だけが夜絵を目を細めて恨めしそうに見つめていた。
保健室で練習を見に行きたいと夜絵に懇願されたが、梨子は嫌だと断った。自分がアイドルをしているところを夜絵に見られるのが恥ずかしかったからだ。
しかしどうしても見たいと夜絵はしつこく迫ってきた。当然梨子は断る。二人の主張は平行線まま交わることがないと思われたが、夜絵が?を叩かれて気を失っていたことを持ち出すと、渋々といった形で梨子が折れた。
そして現在、夜絵はこうして屋上へとやって来てAqoursのメンバー達と対面している。
「この方、どこかで見た覚えがありますわね」
「昨日梨子の写真に写ってた子じゃない?」
「それだわ! 果南は記憶力がいいわね。それに比べてダイヤは物忘れが激しい。もしかして……お、ば、さ、ん?」
「やかましい! ……ですわ」
「はわわ〜、写真で見るよりずっと綺麗な人ずら〜」
「そ、そうだね……ぴ、ピギィ!?」
「あの美しさ……堕天使ヨハネのリトルデーモンに相応しき存
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ