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ヘタリア大帝国
211部分:TURN21 富嶽その一
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ーティアはその黄金に輝く眉を顰めさせながら日本帝国軍についての分析を続ける。
「そこで終わりだ」
「そうですね。しかしベトナム位はです」
「攻め取って時間を稼いでもらわないとな」
「ではその為にも」
「エルミー、頼むぞ」
 レーティアはモニターからレーティアの顔を見て話す。
「日本帝国軍を助けてくれ」
「わかっています、そのことは」
「くれぐれもな。ところでだ」
 戦争の話からだ。レーティアは話題を変えてきた。その話題は。
「日本帝国はどうだ?」
「この国のことですか」
「そうだ。やはりかなり風変わりな国か」
「そうですね。食事も二本の棒で食べますし」
「ああ、箸だな」
「それを使って色々なものを食べます」
「それは聞いている。アジア文化圏の特徴だな」
 レーティアが業績を挙げているのは文化論についてもだ。欧州中心だがそれでもかなり高度で緻密な文化論を書いていることで知られている。

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